■「軽」規格は参入障壁…米自動車大手が廃止主張
(読売新聞 - 01月14日 21:38)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1877887&media_id=20
ビッグ・スリーに言いたい。
「軽自動車枠を廃止したら、君たちの製品が日本で売れるのかね?」と。
商売には「売り手、買い手、商品」の要素がある。
その要素を無視して、市場開放を迫るのは滑稽だ。
何も日本は鎖国をしているわけではない。
フォルクスワーゲンのポロやゴルフ、BMWの3シリーズが日本を走り回っているのに、何でアメリカの車はそんなに売れないのか?
ひとつ理由をあげれば、「日本の基準に届かない車しか作れない」から。
多くの雇用を生み出すビッグ・スリーは政府に圧力をかけ、1990年以降、燃費基準の引き上げを拒んできた。オバマ大統領の決断で、改善の方向に向かってはいるものの、要するに、環境技術にかけるコストをメーカーが拒んできたのだ。
その結果どうなったか?ホンダのシビックやトヨタのプリウスが売れに売れ、「ブレーキが効かない」とかいう言いがかりをつけてくる始末。
スズキがかつて「サムライ」という4X4を輸出して成功した時も「横転しやすい」という言いがかり(車の両側に重りを付けた棒を横にして取り付けて、急ハンドルを切れば車は傾く。当たり前の事なんだがその実験映像をアメリカのマスコミはこぞって流した)をつけられて販売終了になってしまった。
サブプライムローン問題から時間がたち、一時ほど燃費燃費とアメリカーノが騒がなくなったが、彼らはでっかい車が好きなのだ。事故を起こしても、相手が死んでも自分が無事であればいい、という思想ででっかい車を乗り回す国民なのだ(この辺りは『SUVが世界を轢きつぶす』という本に詳しい)。ガソリンをどかどか消費して、直線を豪快に加速する、そういう車が好きなのだ。
自分の国ではそれなりに売れる。だが、それをそのまま世界へ持ち出して、受け入れられるはずがない。
では、なぜフォルクスワーゲンやBMWは売れるのか?それは燃費に限って言えば、欧州車は日本車よりもややもすると、特に実燃費では優れていたり、CO2排出量が日本車よりも少なかったりするから、まず日本市場に参入できる。
そして、商品力だ。少々値段が高くてもしっかりとした思想、会社の歴史の重みの上で作られ、しゃっきりとした走り、それぞれの車に相応しい内装。だから日本人は欧州車を買うのである。
買い手と言う要素を無視した商品は、誰も見向きもしない。
買い手のために、仕様を変えたというのは日本で例を挙げると、トヨタのヴィッツがある。
欧州では「ヤリス」の名で売られている(現行モデルに関しては不明)のだが、その足回りは、日本仕様と欧州仕様では別物。欧州仕様は、日本仕様のどこまでも頼りないしょぼしょぼサスペンションとは違い、切れのいい仕上がり。欧州人にもそこそこ受けたのだ(この件で、トヨタの日本人に対する商魂が見えたんで、ますますトヨタが嫌いになったんだが。ようするに日本人なんてパチもんのバネとダンパーで十分だろ!ってことでしょ?)。
狭い日本でも乗り回せて、高い燃費と実用性、そんなコンパクトカーが出せれば、国産じゃなくても日本人はそれなりに受け入れるだろう。
で、そんなダウンサイジングの一環か、シボレーから「ソニック」とかいうのが出てきた。
ただ、何もかもが中途半端。
爽快感と敏捷さを連想させるプロモーションをしておきながら、パワーも無ければ(115馬力)、車重は重い(なんと1.2トンを超える)。排気量は税金の区分が上がる1600tだし、車体も日本のフィットやスイフトよりも大きく、アクセラやティーダよりも小さい、なんとも難しいサイズ。4メートル5センチのサイズは、フェリーに乗るときにその5センチチョイで高い料金を取られてしまうというデメリット付き。
そのサイズを持つというのにリアシートは狭く、ホンダのフィットの方が快適だと思う。
燃費リッター11qって、ちょっとしたミニバンよりも悪いし、この倍走るコンパクトカーなんて結構あるはず。
値段も諸費用込み200万越えの188万円〜。同じ排気量1600tの車なら、スイスポかミニクーパー買った方が断然お得です(タイヤのサイズが大きい分維持費とハイオク仕様ってのがデメリットだけど)。走りの気持ちよさと大人にいくならクーパー、ヤンチャにいくならスイスポ。
結局アメリカ人の商品企画センス、商品力なんてこんなもんでしょw
シボレーブランドが好きで好きで、俺もうたまんない!!って人以外が買ったら、1年以内に手放しそうだ。
市場開放したら、日本人がお前らの車を買うなんて妄想は、やめてくれ。
軽枠撤廃されたら、俺車2台所有体勢無理になっちまうじゃんか!!
ってそこかい、ってオチなんだけどね。