東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2007/1/31

サム・フィリップスの矜持〜完璧な不完全について  Rock N Roll

原稿の関係もあって DVDで「サン 栄光の歴史」を見た
本来であれば劇場公開されなければならない重要なドキュメント作品
なのだが こればかりは洋楽事情を端的に象徴する現象かも

メンフィス・テネシーのサン・レコードといえば
エルヴィスの原点という以外にも メンフィス・ブルースのメッカであり
ロック音楽の故郷でもあり ファナティックなロカビリー・マニアの
犯すべからずの領域でもあるのだが
綿密な取材 ヴィンテージな50年代の映像 レーベル・メイトたちに
よる心温まる再会セッション あるいは異なる世代による解釈など
見ごたえはたっぷりだった

ピアノ・ロックのベン・フォールズ・ファイヴも良かったが
世代的にはポール・マッカートニーがヘフナーを用いて
DJフォンタナ&スコティ・ムーア(取材したこと、あります!)という
エルヴィス・バンドの名手たちと「ザッツ・オールライト・ママ」を
演奏するシーンが涙モノでした

それにしても 全編を通して伝わってくるのは
社主フィリップスの一貫したインディーズ精神だ
「誰でも録音できる」を標榜して
文字通りメンフィス レコーディング サーヴィスを地で行い
ウルフやトーマスやジョー ヒル ルイスにレコーディングの機会を
与えたこと
エルヴィスという「ドル箱」をメジャーのRCAに奪われながらも
チャーリー・リッチやビリー・リー・ライリーを見出したこと
そうしたことすべてが サム・フィリップスのインディー精神の賜物だ

けっこう強弁やはったりもあるのかもしれないが
ただ者ではない風格を匂わすあたりは まさに歴史の目撃者といったところだし
レーベルを閉鎖するにあたって
「新しい発想が生まれなくなってしまった」と述懐しているあたりは
実に正直に 自分と時代との節目を見ていたなあ、と感じる

「完璧は目指さない、完璧に近い不完全がいいんだ」との発言に
サン・レコードの秘密ひいてはロックンロールのマジックを
見たような気がした






2007/1/30

戦時下に生きる  Rock N Roll

英uncut誌昨年の12月号は ニール・ヤングの「リヴィング ウィズ ウォー」に
関して ”今年最も英雄的なアルバム”と評しつつ
彼への取材を行っている

ジョージ ブッシュ及びアメリカ政府へのあからさまな批判が頭から尾っぽまで
続く作品であり 我が国でも  三宅はるお氏が
これで何を失っても構わないという覚悟が出来ているアルバムだ
といった内容のことを書かれていた

ちょっと俯瞰すれば
日本人の音楽家が小泉や安部を批判したトータル アルバムを作り
それをメジャー会社から流通させるようなものだが
そうした 到底ありえない光景を想像してみれば
ニール・ヤングが立っている場所の特殊な位置が 痛いほど実感出来るだろう
(佐野元春はもう少し暗喩を込めて傑作「The Sun」を作ったけれども)

私はなぜロックで育ったかつての若者(40代から60代まで)が
世の中の矛盾や巨悪に対してものを言わなくなってしまったのかを今 考えている

1 仕事が忙しすぎて ものを考える時間がない
2 ミーイズム(個人主義)の極地(音楽と政治は関係ないなどという愚かしい言説)
3 今ある財産や生活を脅かされたくない 発言によってリスクを負いたくない
などなどが考えられるだろう

私は例の衝撃的な9/11を経てアフガン〜イラク戦争にアメリカが突入して
いった頃
そして小泉がひたすらアメリカ政府に同調していった時期
いつアルカイダによって自分が殺されても仕方がない と腹を括った
いくら己の気持ちが小泉とは異なる見解に立つものであっても
選挙制民主主義を敷いている以上
悲しいかな クソ総理であっても 彼の発言は「日本の総意」に
なってしまうのだから


何をまた大袈裟なことを小尾は言っているのだ
と思える人は幸せだ
しかし 世界はもう後戻りが出来ないところまで来てしまっている

もっと強い言葉で言ってみよう
ブッシュがイラクの何の罪もない一般市民を殺戮し続ける権利があるとすれば
この「俺」にもブッシュの頭をライフルで打ち抜く権利があるのではないか と

地獄の蓋を開けてしまったアメリカという醜悪な国
僕たちは まさに戦時下に生きている(Living With War)




2007/1/29

マイノリティへの眼差し  

ホームページでもブログでも形だけあって中身がないところには
落胆する 身内の交遊録や自慢話といった”内向き”の内容になってしまうのは
ある程度仕方ないとはいえ 一体何のために書いているのかわからない
ものも少なくない
墓作って仏入らず、、、ではないが 何かを発信したい 伝えたいという
考えが根本になければ 単なるブログ ブームのなかで淘汰されるだけだろう

一方で心温まるブログも 僕は知っている
別に共通する音楽的バックグラウンドがなくとも
その人の眼差し(自分が世界なり時代とどう折り合いを取っていくか
ということ)が感じ取れる文章は いいなあ、と素直な気持ちになれるから

弱い者 流行に乗れない者 あるいは失われていくもの
センシティヴィティとは とどのつまり そうした事項に自分を
合わせ鏡のように映し出せるかどうか だと思う

この10年あまりの技術革新はものすごく
IT長者なんていう言葉もあるくらいだが
その一方で格差社会が問題となっている
「勝ち組」「負け組」という言い方も まるでゲームのように
人生を二極化し即物化するような響きがあって 僕は好きではない

正月に同居人の実家がある地方へと久しぶりに帰ったのだが
バブル期に出店したデパートは閉鎖するわ
町には若者がいないわで愕然とさせられた
華やかな東京の陰で 死んでいく地方のことを考えさせられた
確かめるのを忘れてしまったのだが
その町でたったひとつあった映画館は まだあるのだろうか?
「ラスト・ショウ」というテキサスの田舎町を題材にした映画のことを
僕は思い出したのだが


まるで警句のようにレイモンド・チャンドラーの言葉が鳴っている

「人は何かを失うことなくして 何かを得ることは出来ない」と


メインストリーム(主流)と呼ばれるもののなかには
案外それほどの実体はない
ネットという階級的ではないコミュニケーション・ツールは
本来そこら辺を浮かび上がらせ
オルタナティヴ(もうひとつの価値)やカウンター(対抗)を
育てるものだったはず




2007/1/28

攻撃と救済との間で〜ボブの歌について  

ディランのいろいろな曲をゴスペルのクワイア(大人数)スタイルで歌った
Dylans Gospel The Brothers And Sisters(Ode )に聞き惚れている
デイラン自身の歌はときに辛辣な毒が盛り込まれているけれども
そうした棘の感情が 友愛に変わっていくようなニュアンスを
このゴスペル・アルバムに 強く感じる

「時代は変わる」や「自由の鐘」に描かれる希望の感情がそうだし
ちょっと寓話的な「マイティ クイーン」の楽しさがそうだ
あからさまなセックスも含めたストレートな愛の自己申告といった感じの
「レイ レディ レイ」と「今宵はきみと」が
世俗音楽と分離された宗教歌の形式で歌われるという面白さもある

サウンド的にもオリジナルにはなかったコードや節回しを多用することで  
曲のイメージを飛躍させている
女性のコーラスやリードを多用しているところも
柔らかな響きの要因 そのひとつかもしれない

女ともだちの残酷な裏切りを 雨のなかの光景として切り取った
「ジャスト ライク ア ウーマン」ですら
包み込んでいくような救済がある
そんな気がする

ゴスペル音楽と救済をすぐに結びつけてしまうことは
自分でも いささか早合点のような気もするけれど
いつも何だかザラザラとしていたり
寂しかったり 生き急いでいるようなディランの歌が
ゴスペルのクワイアで別の翼を得ていることを
僕は感じている



2007/1/28

ナポレオンフィッシュと泳ぐ日  

昨年の暮れ頃から とてもいい感じで文筆活動をさせて頂いている
むろん量のレベルでは情けないくらいなハナシなのだが
ジェイムズ・テイラーのことを集中的に各媒体に書いたことは
僕に 自分はもともとどういう音楽が好きだったのかということを
再度確かめるような効果をもたらしてくれたし
久しぶりに来日したリヴィングストン・テイラーの演奏にも
何だか後押しをされたような気がする

日本のバンドでは コスモポリタン・カウボーイズのデビュー・
アルバムのライナーを書かせてもらったことが 大きかった
そう 東京アンダーグラウンド・シーンの鬼っ子、ハル宮沢が成田さんを通して
僕に声を掛けてくれたのだ
佐橋佳幸さんとは「今度エディ・ヒントンのことを話しましょう」との約束を
嬉しいことに彼は僕の本を熱心に読んでくれていた

そして佐野元春から「きみの原稿を読んで とても勇気を貰いました」と言われたことは
僕がロック音楽との関わりのなかで大事にしてきたことが実ったような気がして
ちょっと言葉にならなかった
そして今年 僕は新しい友だちたちと ちょっといいプランの青写真を描き始めたところだ

とても困難な時代に生きていると思う
誠意が必ずしも誠意として届けられないような現実の前で
立ち尽くすこともしばしばだ
どれだけの迂回や逡巡を
僕たちは繰り返さなければならないのだろう?
お互いの背中を傷で痛めなければならないのだろう?

かつてジョン・レノンという勇敢な船乗りがいた
彼が残していった羅針盤を
なかなか明けない夜のなかで 
そっと取り出してみる

そう いつかナポレオンフィッシュと泳ぐ日のために













2007/1/28

各駅停車に乗って  

久しぶりにレコード屋とバーをハシゴした
まずは地元のお店が20%offのセールだったので
スタジオワンのボブ アンディとスリム スミスなどを
なかでも嬉しかったのがロード キチナーのランディーズ音源集が
ハートビート(ラウンダー傘下のレゲエ リイシュー レーベル)盤ではなく
ランディーズ盤で見つかったこと
あとはストレイキャッツとマッドネスの7sを捕獲

場所を変えて  三平さんのお店に
こちらでは
バードソング カフェの梅澤くんから頼まれていた
エルヴィスのブルース集(ピーター・ギュラルニックが寄稿している)
「リコシンダー ベイビー」を遂に捕獲
自分の盤を見せびらかしていて心苦しい思いをしていただけに(爆)
よかった よかった^0^
ディラン曲のゴスペル集(メリー クレイトン、クラウデイ キングら参加)
つまりDyrans Gospel The Brothers and Sisters(ode z12 44018)も探し
やや興奮気味!
シングルは試聴 すぐに次回のDJに使えそうなコクソン盤
ラッセルズ・パーキンズのその名もMighty Organ!というタイトルのものを
捕獲 これがいいんですよ(次回から小尾のテーマ曲になりそうな予感)


その後 池袋のフリーフロウランチで深田さんと しばし談笑
それから 中目黒のバードに行ったら
山本しらすと我田さん
そして麗しの奈々さん(素敵な年賀状を頂いた)がいらっしゃった
店主が来るまで勝手にDjを
内容はザ バンドとエアロスミスとスティーヴン・スティルス
めちゃくちゃな食い合わせですね(笑)

ああ遊び過ぎた
原稿を書かなくては、、、





2007/1/27

Yesterdays List  Rock N Roll

昨日のロリー ギャラガー特集
来て頂いた皆様、ありがとうございました!
以下プレイリストです

1Cradle Rock
2 Country Mile
3 Messin With The Kid
4 Who That Comin
5 Jacknife Beat
6 Tatooed Lady
7 Going To My Home Town
8 As The Crow Flies
9 Unmilitary Two Step
10 (As The Band Called Taste)Feel So Good
11 Walkin On Hot Coals
12 Ill Adomit Youre Gone
(以下DVDで74年のアイリッシュ・ツアーのライヴを数曲鑑賞)

そうそう ササモトさんによればちょうど33年まえの昨日
氏は中野サンプラザで初来日時のギャラガーを体験されたとのこと
こんな偶然にも感謝
きっとロリーも天国でウィンクしていることでしょう^0^

2007/1/25

急告! ゲリラDjのお知らせ  Rock N Roll

本日(26日)@狭山ふぃがろにて20時より
obinが久しぶりにゲリラーDjを行います^0^
ちなみに特集は
「ロリー・ギャラガー、ストラトキャスターはきみのために」

アイルランドが産んだ純朴で熱血な最高のブルース・ギタリスト、
ロリー・ギャラガーの世界をたっぷりと楽しんでください
なお音源以外に74年と87年の貴重なライヴ映像も持っていきますね!

          ロッキン ロリー オビン
          thanks always to 狭山ふぃがろ


2007/1/25

ジャンクでスワンプ  Rock N Roll

昨年末に入手したテリー・マニングのLPアルバム「ホーム スウィート ホーム」(69
年 エンタープライズ)が素晴らしい
以前PヴァインからCD化されたことがあるが
なんと最近ボーナストラック入りで 別の会社からリイシューされた現物も
ディスク ユニオンで発見して 
とても驚いている

パンクなスリム・ハーポとも言えるし
アレックス・チルトンとタブ・ファルコに
もう少し筋力を付けたサザン・ジャンクとも言える
それもそのはず 録音はアレックスが根城とする
メンフィスはアーデント・スタジオであった
う〜ん ジャンクじゃ

ビートルズ「サヴォイ・トラッフル」「彼氏になりたい」 JB「エイント ガット ユー」の
カヴァー・ヴァージョンもあるのだが
もう徹底的に崩す 壊す 勝手に壊れる この3連発^0^
遊び心のない所詮ルーツ音楽マニア(この際はっきり言っておこう
お前らなんか大嫌いだ!)には到底理解出来ないでしょう     

マニングは70年代になるとZZトップの側近エンジニアへとリクルート
製作担当のビル・ハムと二人三脚で このテキサス ローカルな3人組を
アメリカ屈指のライヴ・バンドへと押し上げていく

そういえばZZの前身バンドもサイケな人たちなのであった








2007/1/22

This Notes For You〜警告として  

さんざんの醜態を見せた某テレビ番組の納豆事件
結論から言うと テレビ作る馬鹿にテレビ見る馬鹿という
ことになるのでしょう
確かに安易な番組を作った制作会社はむろん責めを負うべきだとは
思うが 番組のことを信じていた視聴者の態度も素朴に過ぎるような
気がしてならない
ちなみに私はこの番組をこれまで知らなかったのだが、、、

もともと民放とはクライアントあって成立している放送メディアで
あるからして なんらかの恣意性が働くのはむしろ当然とさえ
言えよう
テレビという箱のなかの虚業みたいなものでしょう
80年代〜おにゃんこクラブ以降 フジテレビを中心に
安易なバラエティ番組が増え 女子アナのアイドル路線が突き進んだ
そんな意味でもフジ サンケイ グループの罪は重い

だいたいたいした志もなく 有名人や芸能人と
接することが出来る程度の動機で入社し
多少ルックスが良ければ スポーツ選手と結婚し
玉の輿 女子アナの
そんな判で押したようなパターンにも辟易させられる
芸能人も自らのキャラを切り売り 拡大再生産の繰り返し
テレビ業界が嫌いなのは 所詮「絵」のなかの虚業なのにも
かかわらず ディレクターやプロデューサーが勘違いとしか
言いようがない特権意識を振りかざすこと

少なくも メジャー民放は終わっているな
そんな意味ではローカル局や地上波でない局には
まだ可能性が残っていて
そういう番組はけっこう新鮮だったりするけれども

「眼に見えることより 大きな絵が頭のなかにあるんだ」と
ニール・ヤングは「ヘイ ヘイ マイ マイ」で
歌っている
表現とか創造の基本にして これほどイマジネイティヴな励ましも
そうはないだろう

ニール・ヤングが歌っていることは
たぶん本当のことだ



2007/1/21

再読した「ビニール・ジャンキーズ」のこと  

昨日のトーク・イヴェントで紹介出来ずじまいだったのが
ブレット ミラノの著作「ビニール・ジャンキーズ」のこと
レコード コレクター及び その予備軍たちは必読のこと(苦笑)

コレクターの生態を面白可笑しく書いているだけなら
たぶん 陳腐な本となっていたはずだ
では 何故 本書はそれから免れ得ているのだろう

最後の方にある章〜人生のサウンドトラック〜が
とても素直に とても簡素に
蒐集の本質を探り当てている

「もしあなたがハイスクールの時代にパンクロックの洗礼を受けたのであれば
あなたはボン・ジョヴィの大衆とは違う道を歩いている
標準的ではない音楽にのめり込む人間は すべて
すでに世の中のメインストリームを外れて生きることを決断している」






 




2007/1/21

シムノンのベース  Rock N Roll

小川洋子「やさしい訴え」(文春文庫)を午前に読了
ここでも小川洋子は小川洋子であるということに
きっと 大きな意味が隠されていると思う

蕎麦屋で昼食後  ココナツディスクとワンインチ ロックにて
クラッシュ「ロック ザ カスバ」の12sディスコティーク ヴァージョン盤
パワーポップ関係のCDを3枚〜
ダニエル タッシャンとビル ロイドと
デル ローズ〜
そして
トニー ジョー ホワイトのモニュメント時代のシングル盤を捕獲
お店のF氏と かなり話込み 盛り上がる
ワンインチのおやじは とにかく良い!

売ったCD・LPは50枚で 2万円ちょびっと
私にはとても大事な生活費である(涙)
その費用で今日は内容のある リーズナブルな買い物をしたと思う
ココナツで売っていたスタジオ ワンのキャップも
実は欲しかったのだけれど じっと我慢

もう少ししたら近所で 軽く一杯しようと思っている
ポール シムノンのベースラインのことを思い浮かべながら
黙示録的な「サンディニスタ」アルバムのことを思い描きながら
「サンディニスタ」は評価が相変わらず割れている作品(レココレ最新号でも未だ否定的な意見があることに
は愕然とさせられる)
ではあるけれども これを きちんと受け止めることが出来る人とは
ずっと ずっと友だちでいたい

このアルバムを聴くたびに
僕はブリンクストン(シムノンはこの町で育った)の冬のことを
容赦ない朝の冷気のことを
思い起こす

ロックがレゲエと思い詰めたような出会いをした
「サンディニスタ」アルバム
陳腐な言い方しか出来ないけれども
このアルバムにはロック音楽の切なさとレゲエ ミュージックの霊気が
激しく拮抗している
そう思う













2007/1/21

デニー奥山氏のsmall town talk  Rock N Roll

いやあ 最高に含蓄あるトーク・イヴェント@狭山フィガロでした!

デザイナーならではの視点で奥山さんが読み解くアルバム ジャケットに隠された
製作秘話や「ちょっといい話」
とても歯が立たないことは解っていましたので
私は以下のリストで お茶を濁しました^0^

(エリオット・ランディ撮影もの)
ザ バンド  アップ オン ザ クリーク 「ザ バンド」
ザ バンド  ラグ ママ ラグ   同
ヴァン モリソン クレイジー ラヴ 「ムーンダンス」
カレン ダールトン アー ユー リーヴィング フォー ザ カントリー「イン マイ オウン タイム」
ボブ ディラン 北国の少女 「ナンシュヴィル スカイライン」

(ロバート フリーマン撮影)
ビートルズ ロックンロールミュージック 「フォー セール」
同 イット ウオント ビー ロング 「ウィズ アルバム」 ハーフシャドウズ!
おまけ ルーガレイター オール アブロード (上記シャドウ撮影を模したstiffのシングルより)

(ジェレッド マコーウィッツ撮影)
ローリング ストーンズ  イエスタデイズ ペイパー「ビトウィーン ザ バトンズ」
 同   シーズ ア レインボウ 「同盤のフォト セッションを流用した日本キングのシングル盤から」
 同   トーキン アバウト ユー 「アウト オブ アワー ヘッズ UK」

(以下 ”冬ジャケ”より)
ボブ ディラン アブソリートリー スウィート マリー〜フェロウズのサトウ氏のリクエスト!
                         「ブロンド オン ブロンド」
同  北国の少女 「フリーホィーリン」
チャス&デイヴ ビリー タイラー 「ロックニー」

*    *    *
佐野元春  欲望  「ザ サークル」
佐野元春  彼女の隣人  「ザ サークル」
佐野元春with ジョージィ フェイム  エンジェル 「ザ サークル」

フィガロに集まって頂いた皆様、ありがとうございました!
ササモトさん 多賀谷先輩 036さん  タカコさん お疲れ様でした
kikuちゃん サンキューです
フェロウズの「ガレージな」サトウ氏にも謝辞を

また デニー奥山氏の含蓄トークが聞きたいです

                小尾 隆
                 winter 007






























2007/1/20

bringing it all back home  Rock N Roll

先日 吉祥寺のディスクユニオンにて デイラン65年のアルバム
「bringing it all back home」のuk srereo盤をやっと捕獲しました
美しいコーティング&フリップバックジャケにうっとりです

で mono盤やus盤との音の比較をするために 18日にまたまた@ポルカドッツに行ってきました^0^
う〜ん 結論から言うと 圧倒的にモノラル レコーディングスの勝ちでした!(涙)
とくに冒頭の「サブタレニアン ホームシック ブルース」(ラップ的でさえある)や
「マギーの農場」(ディランお得意の暗喩が生き生きと!)といった激しい曲では
よりmonoの迫力ある音圧が俄然似合っていました
しかも この店はそれを真空管アンプで聞かせてくれます

東ボブは初回us盤のレーベルの特徴(赤配色に黒ロゴなど)も
説明しながら そっとモノ専用針を盤に降ろしてくれました

このアルバムのジャケットは  謎解きの楽しみでも知られるところです
ソファに無造作に置かれたレコードのうち
少なくとも「あの3枚」くらいは 手元に置いて
いつでも聞ける状態にしておきたい と僕も思います
後年 スタイル・カウンシルが同じような手法を用いましたね
あれも最高の謎解きでした

すべてを家に持ち帰れ
このアルバム タイトルを直訳すると そんな感じです
未だ意味がよく解りません
皮肉? 原点回帰?
ともあれ ボブ・ディランにとって ”最初のロック・アルバム”が
65年に発売された本作であったのです

過剰に意味を求めるわけでもなく
僕は今 久しぶりにこのアルバムを聞き直しているところです












2007/1/19

お知らせ  Rock N Roll

いよいよ明日18時より
デニー奥山氏のトーク&DJイヴェント〜small town talk vol.1が
@狭山フィガロにて始まります
小尾もゲスト参加させて頂きますので よろしく

あと久しぶりに天辰保文さんのページIn Cahoots〜に原稿を書きました
こちらのUpは2月中旬以降になると思いますが
読んでみてください


佐野元春の書籍Mostly Motoharu〜ロックンロールとセンチメンタリズムの
間に〜(ストレンジデイズ社)がネット販売で好評発売中!
小尾がストレンジ誌に書いたその本の書評は明日発売の同誌に
掲載されています これもお楽しみに

なお その草稿をこのblogでたまたま読んだ佐野元春からは
「とても大きな勇気をもらいました 感謝しています」という
メッセージを頂きました
佐野からはさらに 自分のオフィシャル・ホームページにその原稿をどうか
転載させて貰えないだろうか という嬉しい申し出が、、、

もともと雑誌メディアに書いた原稿のネット転載だから
雑誌での発表から一ヶ月(ストレンジは月刊誌)待って
2月20日以降にしませんか? と雑誌メディアへの気配りを
示すあたりも 佐野さんらしいと僕は思っています

実はさきほど草稿と書きましたが
僕は自分でもよく解らない激情に駆られて その原稿を雑誌発売まえに自分のblogで発表して
しまったんですね
雑誌メディアに関わっているはしくれとしても 行き届かない
恥ずかしい行為だったと思っています
(のちに多くを削除しました)
日頃お世話になっている編集部にはご迷惑をお掛けしました
この場をお借りして 改めてお詫び致します

でもこれって エピック・ソニーとの契約を無視して
「光」(言うまでもなく9・11事件に突き動かされた当時の
新曲)を無料ダウンロード配信したときの佐野と似ている?
いやいや 冗談です^0^

佐野元春というラジカルな知性に乾杯を!

       
                  小尾 隆



                  






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