2005/3/31

リソースの編成ファイル管理が含意するものは?  電波ゆんゆん
KZ氏のWebでVRM4第1号に関するネタがいろいろ晒されておりますが。氏のblogによると近日力作のFAQ集が公開される由。誉め殺しはそのときのお楽しみに取って置くとして、今日は氏の記事中で何気に拙者の心捉えて離さぬ以下の一文に言及する也。
1号システムでは、編成ファイルにリソースが追加されます。
これによって、ヘッドマーク・行き先方向幕や走行音を編成ファイルで管理出来るようになります。(従来通り、レイアウトのリソースを使用することも出来ます)
まぁ、そもそも第0号の時点でそうでなかったことが妙な話ではあるのですが。
この仕様変更により、ユーザーは自作のヘッドマークや行き先方向幕を含むリソース、さらにはその制御用のスクリプトを同梱した編成ファイルをやり取りすることが可能になります。現時点で、VRM4のリソース機能を活用した話はあまりネット上で目にしませんが、これで状況が一変するやも知れません。
少し脱線しますが、実は拙者、VRM4にヘッドマークや方向幕のカストマイズ機能が実装された時点でちょっとした危惧を抱いておりました。その危惧というのは「ネット上に晒されるVRM資源が(へたくそな)方向幕だらけになるのではないか」というものです。結果的にこれは杞憂だったようですが。VRMスレ@2ちゃんねる鉄道総合板の107氏の意見は、拙者は正論だと思うのですが、現時点でのネットVRMユーザーの平均的なリテラシを勘案すると、むしろ害の方が大きいのではないか、という気もします。

さて、以下は拙者の妄想で御座る。
VRM4第1号におけるリソースの仕様変更は、I.MAGiC開発陣が、前述したようなリスクも承知の上で、敢えてユーザーに車輌カストマイズ機能をもっと活用して欲しいと願っているからこそ、と思われる次第。であれば、リソースを使ってカストマイズできる範囲を広げるというのも戦略としては良いのではないかと。
すぐに思い浮かぶのが、今夏予定のVRM4第2号Powered by TOMIX。同号はJR貨物特集になるようですが、たとえばコンテナの側面図柄を丸々入れ換えれたりするとその筋のマニアにはたまらないんじゃないか、とか。他にも、追加車輌キットとしてどこぞの路面電車を出して、車輌側面の広告を書き換えれるようにするとか。
自前のリソースを含むコンテナや広告付路面電車の編成ファイルは、ユーザーにとってみれば事実上の「オリジナル車輌」なワケで。仮に拙者が予想(妄想?)するようにI.MAGiCの中の人がお考えなのであれば、こういう戦略もご検討いただきたいと思って書き残す也。

蛇足ながら。路面電車キット実現の暁には、是非短半径(R243mm以下の)カーブレールまたはフレキシブルカーブを同梱いただきたく。バラスト/スラブに加えて併用軌道なんかあると、拙者昇天するで御座候。
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2005/3/30

時空間連続レイアウト@キハポスト  誉め殺し
啓明氏は真に才人だと思う。

2005/03/25から連載(だよね?)が開始された「時空間連続レイアウト:桜崎物語」にはちょっとしたカルチャーショックを受けた。正直に言うと、VRMレイアウトで(長いスパンでの)時間の遷移を表現するという着想はかく申す拙者も持っていたので(だから、先を越されたことがあまりに悔しく、礼を失する覚悟で氏のBBSにその旨を書いた)その着想自体に驚いたワケではない。感銘を受けたのはその「見せ方」にである。

このへんは、おそらく近日中に一太刀浴びせねばならぬ(殺人予告だな、これじゃ・・・)しおじ氏の手腕にも通じるものを感じる。一言で言うとそれは「極めてユニークな発想や高度なテクニックを、そうとは感じさせずにさらりと見せるスマートさ」とでも表現すべきところ。この点、思弁的・衒学的に過ぎる拙者としては多いに見習いたいと思うし、またVRMユーザー諸氏にも彼らをこそ目標として精進していただきたいと願う。ちょっとこれでは雑把に過ぎるので、自分語りが混じってしまうことを覚悟の上で、つまりこれまでの自身の手法への反省も踏まえて蛇足を加えよう。
VRMレイアウトに限らず、ネット上に何かを晒す行為には概ね以下のような意図が意識的にせよ無意識的にせよ存在する、と思う。

 - 顕示(他者と異なる自分を見せたい)
 - 操作(自身の意図により他者の意思に影響を与えたい)
 - 練磨(他者の批評を受けて自身を向上させたい)
 - 複製(自身の知識を他者に分け与えたい)

一般的に上2つは否定的に、下2つは肯定的に受け取られる概念かとは思うが、拙者は特にどれが良いとも悪いとも思わない、人間なら誰もが抱いて当然の思いだから。また、これらは、ある瞬間にどれか1つの状態にある、といった類のものではなく、濃度は異なれどもブレンドされているのが普通だろう。
が、現実には大抵の場合、ネット上に晒されたモノを受け取る側は、晒す側の意図を上記4つのどれかだと決め付け、上の2つは拒絶(仮に「ウザ反応」と呼ぼう)し、下の2つは警戒(同「キモ反応」)される。かくして、晒す側の目的は多くの場合は晒す側が投資した時間や労力ほどは得られないのだ。投資対効果を改善するには、如何にして受け取る側が本能的に察知するこれら4つの要素を、表現手法の中にうまくブレンドし(晒す側が本当はどう思っているかはこの際どうでもいい)ウザキモ反応を制御するか(完全な抑制は不可能にしても)にかかっている。
この点、啓明さんの手腕は本当に見事だと思う。桜崎物語に限って言えば、受け手の心理障壁を解きほぐすのどかな舞台設定と適度なユーモアがあり、それでいながらこの企画の核心とも言えるVRMとリアル鉄道模型の差異(特にVRMならではのアドバンテージ)についてはツボを外さない。本稿もそうだが、いたずらに無用な言葉を増やして読者の混乱を招くことの多い拙者としては、学ぶべき点が多い。ネットVRMユーザー諸氏も、今後とも、啓明氏の発想やテクニックもさることながら、その見せ方に注目していって欲しいと願う。

余談ながら。
VRMレイアウトの柔軟性を利用して時代変化を表現するということについては、実は先行事例がある。正確な日時はログが流れてしまっていてわからないのだが、一時期ranmei氏のBBSに独創的な加工スクリーンショットを数多く晒していたT-ハシ氏の作品にそのような趣旨のものがあったことを記憶している。かく言う拙者も、それを見ていつかそのような動画をいつか作ろうと思った次第。リスペクトを込めて、書き記しておこう。
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2005/3/29

ranmei画像コンテスト再来  誉め殺し
ranmei氏が個人的に主催するVRM画像コンテスト。順調に回を重ね、4月に第5回(のはず)を開催とのこと。前々回より主催者に請われて審査員を務めているから持ち上げるワケではない(今回も声がかかるかはわからないし)が、なかなかの快挙ではないか、と思う次第。
発起人であるranmei氏の(良い意味での)大胆不敵さもさることながら、少しずつ顔ぶれを変じつつも、回を重ねるごとにレベルの高いスクリーンショットで応募してくるユーザー諸氏にも賛辞を贈りたい。

そもそも、このコンテストは、素で考えると常識を超えた存在とも言える。
第一に、何の権威もない(I.MAGiC主催のコンテストと比して、という意味で)個人主催の企画が、曲がりなりにも企画倒れせずに続いているという事実。第二に、一般的には主催者が自身のハンドル名をコンテスト名に含むようなことをすれば総スカンを喰らっても不思議ではないのに、それが自然に受け入れられてしまっている不思議。これはranmei氏の人柄と集う参加者全員のモラルの高さに帰するところか。第三に、それでいて馴れ合いにならず、着実にクオリティが高まっていく作品群。これはネットVRMユーザー界隈において、非常に貴重なコミュニティと言って良いと心底思う。

今回の見所は、なんと言っても加工スクリーンショットの技術力では頭ひとつ抜きん出るfox氏がどんな作品を出してくるかに尽きるだろう。が、ご本人もraimei掲示板で語っておられたが、fox氏の影響を受けたスクリーンショット職人たちが出番を待ってウズウズしているようで、特に既に牽制球とも言うべきフライング作品を晒しているホーム氏あたりがダークホースになりそうな予感。無論、第一回以来の常連参加者たちも指をくわえてはいるまい。

中にはこの「ranmeiムーブメント」を冷めた目で、あるいは羨望と嫉妬の入り混じった複雑な心境で眺めているVRMユーザーもおられようかと思うが、拙者としてはそのような方も気が向けば是非参加してみては如何?とお勧めしたい。やってみると面白いから、きっと。
また、I.MAGiC開発陣には、加工スクリーンショットには思うところもおありかとは推察するが、まさにここにこそVRMユーザーたちが現行VRMでは実現できないが加工の手間をかけてでも再現したいと願う鉄道風景が集まっているワケなので、今後の開発へのフィードバックのために一目置いて欲しいと願う。
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