2006/9/20


再び栗の話。我が家で三年前に植えた四万十甘栗が今年初めて実を付けるようになった。
四万十甘栗は信じられないような特徴がある。「年に3回収穫ができ、普通の栗の2倍以上収穫できること。味が抜群の上、糖度は20度ぐらいあること。矮性で成木の樹高が3.5メートル以下と低く、管理しやすいこと。クリタマバチや実炭疽病などの病害虫に強いこと。隔年結果でなく、毎年着果すること。渋皮を剥ぐことが容易であること」などよいことずくめである。実際、今、我が家の四万十甘栗は、写真左のように@はまもなく収穫できる栗、Aはその次に実を付ける小さい栗、Bは栗の花、で三世代一緒みたいなもの。ということで、年3回収穫できることが証明された。また、右の写真のように栗が鈴なりに実を結ぶのもうれしい限り。
さて、四万十甘栗の由来は「七立栗」と「傍士甘栗」との交配種である。七立栗は大師栗とも呼ばれており、昔、弘法大師が四国遍路の途中に道に迷い、幡多郡大方町(現在の黒潮町)馬荷の炭焼き夫婦に助けられ、そのお礼として、「七立栗」を残したという言い伝えがある。中村市(現四万十市)の幡多農業高校で教鞭を執っていた竹田功先生が「果樹の実の付き方」の授業中に、馬荷から通学していた生徒に突然「ボクの家の近くに一つの枝にようけ実がなって、年に7回も収穫できる栗があるよ」と言われ、先生は半信半疑ながら、馬荷にゆくと、その地区に密生している「七立栗」と運命的な出会いとなった。この栗の存在に驚いて、本格的に研究を始めた先生らがこの「七立栗」と糖度の高い「傍士甘栗」を交配させ、それから偶然発見した品種が「四万十甘栗」のルーツである。
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