真面目にI.MAGiCを擁護する。ホントに?

<本文とはあんまり関係ありません>
結論から言うと、ネットVRM界隈は自家中毒に陥ってるっぽい。
コレだけ立て続けに同じ形のものばかり出されると今まで「色違いであっても別の形式を作るぐらいの手間がかかり大変なのです。」みたいなアナウンスが嘘っぽく聞こえてしまいます。当時から素人的にみても「嘘つけ!」な感じでしたが、今この状況で逆に言いたくなります。
例の“24枚”に
これほどの反響があった(余談だが、これほど皆が足並みを揃えて1つのコトに言及するのは、ネットVRM界隈の歴史でも稀ではあるまいか?)のは、多くの言及者の中に、明に暗に上引用の事柄があったからではないか、と思うワケで。
何を今更、と思われるかも知れないが、そもそもI.MAGiCが「色違いであっても別の形式を作るぐらいの手間がかかり大変なのです。」とアナウンスしてきたのは本当だろうか?というのが第一の疑問。
車体のカラーリングなどもポリゴンで構成されているため、単純にテクスチャーを塗り替えることで異なる車体色に変更するとはできません。
多分、上引用がそれの元ネタに当たるのだろう、と思うのだが、引用元を読めばわかるように、これは「車両自作ツールの提供は難しい」という文脈の中で出て来たものだ。無関係ではないにせよ、車両バリエーションを増やす際にこれが制約になる、という言明は、I.MAGiCからではなく、これを元にユーザー間の会話で言われるようになって、広まったものと理解している。
第二に、これはウソなのか、という疑問。この理屈を無制限にすべての車両形式に適用したら、それは当然ウソになるだろう。事実、C57はたやすくバリエーション展開されている(ように見える)。
が、これも文脈が失われた感があって、ボクの記憶が正しければ、上に引用したFAQが追加された背景には、会議室での「テクスチャを変更すれば塗色バリエーションは簡単なはずだ」というユーザーからの指摘があったように思う。おそらく、この質問者の前提知識としては、RailSimやTRAINZの昔のバージョンのように、箱型のポリゴンにテクスチャを貼るだけの車両モデルがあったのだろうと思う。
が、実際には、フライスルーカメラで車両内部を通過してみればわかるが、VRM3後期以降の車両モデルはそのような単純な作りにはなっておらず、ゆえに、I.MAGiCは上引用のような説明をした。これ自体はウソでも間違いでもない。が、あくまでもこれは、文脈的には“箱型車両の塗装境界をテクスチャでは変更できない”という話であって、すべてのVRM車両モデルに通じる話ではないはずだ。
そして、特に蒸気機関車はその形状からして、基本要素となるボディの周囲に各種装備を突起物として纏う構造であるから、明らかに箱型車両の塗色バリエーションとは次元のことなるものである。モデルの開発者が、基本ボディに追加部品を纏えるように然るべく設計しさえすれば、バリエーション展開がパーティションラインを異にする塗装違い車両のそれよりも簡単なのは、当然である。そして、これは鉄道車両全体からすれば、極めて例外的なことのように思う。
そういうワケなので、どうにもボクから見ると、C57のバリエーション展開にネガティブに反応する人の論理が理解できない。その気になれば蒸気機関車を単品売りのみにすることだって出来たのに、敢えてその基本形をシステムパッケージ(第6号)に収録したI.MAGiCのやり方は、むしろ誠意あるもの、と評価出来るのではないか。
VRM4規格の蒸気機関車に潜在的なニーズがあったのは自明で、単品パッケージにしてもそれなりに数は捌けたはずなのだ。システムパッケージにSLを収録してしまった以上、バリエーション展開の単品を買うのは、こだわりのマニア層に限定される。しかも6号は、これまた潜在的にニーズのあった、新型近郊電車や20系寝台客車を収録しているのだから、C57が入っていなくてもそれなりに売れたはずである。こう考えると、C57のバリエーション展開は、もう一儲け、というよりは、手間だけかかって回収率の低い“マニア向けサービス”の部類である可能性が高い。
まぁ、I.MAGiCの肩をもつ義理はないのだが、こういう見方も出来る、ということを書き残しておくことにする。まぁ、ミスリードする方が悪い(I.MAGiCのユーザー向けアナウンスがなっていない)という言い方も出来るし。ただ、それはあまりにもユーザーサイドの主体性放棄ではあると思うのだけれども。
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プレミアムチケット24枚の件は、ボクも正直なところ「どうかなぁ」とは思うが、そもそもが“オマケ”の話なので、あまりガッつくのもどうか。
少なくとも「交換レートを下げれば売れる」「チケット封入数を増やせば売れる」「送料を下げれば売れる」等の言説は、要するに「マケてくれ」と言っているのと同じなので、子供が言うのはともかく、いい歳した大人が言うのは(素直に「マケてくれ」と言わないから余計に)どうにも外聞が悪い。大人の対応というのはもっと毅然としているべきで、I.MAGiCのストラテジが嫌な場合の最も賢明な選択肢は「黙って買わない」なんじゃないかと。
それでI.MAGiCが困窮しないのだとすれば、それはあなたの個人的なニーズに依存する話であって、少なくともVRMユーザー全体に訴えかけるほどの普遍性はないのだろう。会議室に書き込まれる“勢い”だけを見て我が意を得たり、と考えるのは、ちょっと保留した方がいい。アレでI.MAGiCが方針を変えるとも思えないので、傍から見ると、単に自制の効かなくなったクレーマーがVRMの評判を落としているだけっぽい。