狭軌と狂気の音が同じなのは、偶然か必然か?と、どうでもいいことが気になりますが、なにはともあれメーターゲージなのです。
正直なところ、今回の旅をするまで、メーターゲージが何気に良い、という認識はありつつも、何ゆえスイスの片田舎の鉄道に過ぎないRhBやFO(Furuka Oberalp Bahn、MGBの前身)が、
BEMOのHOmのような独自規格を生み出し得るほどの人気があるのか、不思議に思っておりました。
で、実際にRhB、MGB、MOBをガーッと乗ってみると、すっかりメーターゲージの魅力、特に個性派揃いの電気機関車たちの魅力に洗脳されてしまったワケです。駄目ですね、ボクってば。

<RhB Ge4/4III>
Ge4/4IIIは、スイスメーターゲージロコの中でも最も車齢が若い部類に入る機関車(と言っても、1993年ロールアウトですが)で、その分、デザインも現代的です。SBBのRe460よろしく、広告塗装が華やかで、ロールアウト時の塗装を保ったモノには出会いませんでした。今もあるんでしょうか?

<Ge4/4IIIの標準塗装(BEMOのカタログより)>
元々は上掲写真のような感じだったんですね。国内のラッピング車両を見ると、どうにもナンセンスに感じることが多いんですが、不思議とスイスのそれは違和感がないのは、贔屓目なんでしょうか。それとも本当にセンスが違うのか。
コイツの従兄弟に当たるのがMOB Ge4/4 8001-8004です。

<黒すら似合う、摩訶不思議なデザイン>
Ge4/4IIIは本来交流機ですが、Ge4/4 8001-8004は実は直流機です。極端な話、共通しているのは外装だけで、中身はまったくの別物、ということになります。こういう派生を生んでいるのも、どんな塗装も不思議に似合ってしまう、シンプルでありながら洗練されたデザインによるものなのかな、と。