見慣れないのがいるな、と思ったら、去年(2006年)デビューの新型でした。

<RABe 514>
4両1ユニット(併結あり)の運用といい、全車ダブルデッキ仕様といい、基本的なコンセプトはRe 450によるSバーンを継承しているようです。一方で、カラーリングやフェイスデザインはIC 2000以来の白と曲線を基調としたそれに準じています。
そして、最大の変化は分散動力化。MTTMのプッシュプルで、両端制御車がいずれも動力車になっています(それぞれにパンタグラフが見えますね)。興味深いことには、
独語版Wikipediaによると、編成出力はRe 450のそれと同じ3,200KWみたいです。

<併結8両編成>
ある意味、Re 450の最大の弱点は、併結状態の効率の悪さにあったんじゃないか、と思うワケです。2M6Tはいいとして、なんせ2Mは機関車で旅客扱いも手荷物扱いもありませんから。

<併結8両編成のRe 450 S Bahn>
それでも敢えて機関車方式を採用していた理由がメンテナンスポイントの絞り込みにあることは想像に難くないですから、半導体技術の導入でメンテナンスが簡素化された今日においては、同じ出力を保ちつつ動力装置を分散させて、乗客数を増やすという戦略へ移行するのは、さもありなん。

<同じく動力分散型のRABDe 510(旧称RABDe 12/12)>

<さらに旧型のRBe 540(旧称RBe 4/4)>
実は、上掲のような旧型機も依然運用されているので、俄かにRe 450がRABe 514に駆逐される、ということはないとは思うのですが、機関車好きのボクとしては、その末永い活躍を祈らずにはおれません。