写真は旅の最後に逗留したレマン湖[Lac Léman]沿いの街、ニヨン[Nyon]で駅撮りしたRABe 500、いわゆるICN[Inter City Neigezug]です。ちなみに、ニヨンは
ここです。

<RABe 500>
Neigezugは、直英訳するとslope + trainになり、意味するところは「傾く列車」。要するに、N700系新幹線同様、車体傾斜機構によって曲線通過速度を向上させたインターシティ(都市間特急)ということになります。
どーでもいいですが、運用種別名に使用車両の特性を示す語が含まれているのは違和感がありますね。日本で言えば、たとえば“やくも”の種別表示が“特急”ではなく“振り子特急”になっているような話ですから。
まぁ、それは今日の本題ではないのでいいです。

<同じ列車を見送りで撮ってみた>
既に、上掲写真からして妙なのですが、お気づきでしょうか?
これは見送り写真なのですが、ICNが走っている経路上の信号が青現示ですよね。これが妙なんです。遷移動作から推察するに、これは駅出発信号に当たるものなのですが、日本のように列車の先頭が信号位置を通過した時点で赤現示に遷移するのではなく、編成すべてが信号位置を通過して、はじめて赤遷移するんですね。
つまり、理屈の上では、後続列車がボクが写真を撮っている位置にいるとして、ソイツも進行を許可されていることになるワケです。まぁ、もちろん、さらに1つ前の信号がこの区間への進入を禁止しているとは思いますが、それでも日本の信号の動作になれた者から見ると、変な動きです。
さらに、この信号が青現示になるタイミングにも疑問があります。
上写真はローザンヌ[Lausanne]方向、つまり東を向いているんですが、西側、つまりジュネーヴ[Genéve]方向も、駅の出発経路毎に信号が設置されています。そして、コイツらは、基本的に常時赤現示なんです。
そして、列車が来る直前・・・ちゃんと計ったワケではないですが1〜2分前だと思います・・・に青現示になります。これは、その列車が停車するか通過するかとは関係ありませんし、先行列車が何分前に出て行ったか、ともほとんど関係ないように見えました。そして、これが赤に遷移するのは、前述したように信号地点を編成が通過し終えた時点です。
・・・いいのか、これで?
この動作は
こちらの記事で紹介した新型Sバーンを撮影した、
チューリヒ・オエリコン駅[Oerikon]でも、
一昨年ユーロナイトを撮りに行った
リュトリ[Lutry]駅でもまったく同じだったので、少なくとも、SBBの複線以上を擁する駅すべてに共通するように思われます(SBBがそうだ、ってことは、他の私鉄も同じなんでしょう、多分)。
まぁ、前後の閉塞信号の動作が駅からではわからないので、それで帳尻があってるのかも知れませんが、仮にそうだとしても、この駅出発信号はあってもなくても、運行上には大差ないように思うのはボクだけでしょうか。
でも、この信号にも1つだけ役に立つことがあります。それは、
駅撮り時に、どっちから列車が来るか一目瞭然だってこと。
ひょっとしてファンサービス?(なワケない)