「いたずらに不安を煽ってもアレなので、ちゃんと説明する」
VRM4ポータブル編成
TAKA氏がポータブル編成をリリースしたので拝見したら、ちょっと妙なことに気づいたので、気まぐれでブックマークコメントに「ポータブル編成スクロールの機能に誤解があるようだ」と書いたら、
気にしておられるように見えたので、ちょっとフォローを書くことにします。
TAKA氏のポータブル編成は、動作については問題はないです、多分。で、何が妙だったのかというと、拙作
ポータブル編成ギミック一発組み込みスクロールに加えて、
fox氏作の車両テクスチャー設定用スクロールが組み込んであったこと。結論から言うと要らないです。
VRMビュワーが起動した瞬間については、fox氏のスクロールとポータブル編成ギミック一発組み込みは、まったく同じ動作をします。厳密にいうと、後者はビュワー起動から100ミリ秒待って動作を開始するので、前者がおこなった車両への画像リソースの割り当てを(まったく同じリソースIDで)上書きしていることになります。
これが“誤解”と書いた直接の理由です。なので、別に何も心配しなくていいです。>TAKA殿
* * *
以下、どーでもいい話なので、暇な方だけどうぞ。
“ポータブル編成”というのは、ボクが勝手に使い出した用語なワケですが、どうも違った意味に使われる例が目につくので・・・いや、言葉の意味なんてものは使われるうちに変化するものですから、別にそのことを咎めるつもりは毛頭ないんですが・・・改めて説明するのも一興かな、とか思っています。
まず、結論から。
誤:ポータブル編成=独自の画像リソースを設定した編成ファイル
正:ポータブル編成=作者と同じVRMパッケージさえ持っていれば、まったく修正せずに、独自のギミックがそのまま動作する編成ファイル
です。
したがって、たとえ機関車のみの編成であっても、ライトON/OFFやパンタグラフ昇降ギミックが共通して組み込まれていればポータブル編成ですし、独自画像リソースが設定されていなくても、なんらかのギミックがレイアウト環境に依存せずに機能するのであれば(たとえば
m4gサウンドギミック拡張スクロールのように)それはポータブル編成です。
VRMスクリプトは、直値がバリバリ使えてしまうので、ちょっと油断すると特定のレイアウトでしか動作しないスクリプトになってしまいます。これは、あるユーザーが作った何か(編成ファイルや、自動信号等)が、他のユーザーに提供できないことを意味しており、ここに問題意識を感じて提唱したのがポータブル編成です。
個人的には、fox氏が車両用の画像リソースの集積を始められた際に、なぜわざわざ
独自のスクロールの配布を始めたのか?でした。というのも、氏のスクロールは、ポータブル編成ギミック一発組み込みを簡易Wizardで組み込む場合とほぼ同じ動作をする上、そこからライトON/OFFやパンタグラフ制御を取り除いたものに過ぎなかったからです。
ただ、ボクはfox氏ほど親切ではないので、ビギナーなユーザーにも容易にご理解いただけるようなガイドを書く習慣がありません。なので、銘々のユーザーの選択の幅が広がったのであればまぁいいや、というのが、氏が
かの偉大な試みを始められた時点でボクの出した結論でした。
今思えば、冒頭で触れたTAKA氏のケースは、ボクがこのことを放置してきたことに起因するような気もするので、TAKA氏には何の責任もないです。
多分、読まずに使っている方も多いのだろう、とは思いますが、ポータブル編成については、偏執狂的に技術面や仕様・考え方の解説を書いていますので、これを機会にご一読いただくのも面白いかと思います。
・ポータブル編成とは?
・画像リソース作成ガイド
・ポータブル編成テクニカルガイド