“列車を追尾する”と“列車接近でカメラを切り替え”にチェックを入れた地上カメラで、奥手からやって来る列車を捉えるとどうなるか、というところから話を始めましょう。
列車がカメラのほぼ真正面に位置する時点(一番上)は、まぁいい感じなのですが、列車がカメラに接近し、直前を横切る段(一番下)になると、上掲模式図で破線で示したカメラ視界の中で、列車があからさまに一方に寄ってしまい、反対側が大きく空いてしまいます。
これは、基本的に追尾設定された地上カメラが、編成の先頭(または最後尾)台車を常に追い続けるために起こる現象です。これはこれで悪くはないんですが、いつもこれだと芸がないので、ちょっと一工夫してみました。

<センサー(水色の■)を1つ置いてやる>
列車の経路上にセンサーを1つ置きます。で、このセンサーと地上カメラに以下のようなスクリプトを書いてやります。
[センサースクリプト]
Var EventID
SetEventSensor MtdSenseTrain EventID
BeginFunc MtdSenseTrain
call 地上カメラ MtdStopTrace
EndFunc
[カメラスクリプト]
VarCamera ObjCamera
get ObjCamera 地上カメラ
//追尾をやめるメソッド
BeginFunc MtdStopTrace
SetActiveCamera ObjCamera
SetCameraTraceMode 0
EndFunc
要するに、列車がセンサーを踏んだ時点で、SetCameraTraceMode命令を使ってカメラの追尾モードを解除する、という作戦です。
ただし、単に追尾モードを解除すると、画面がカメラ視点から編成視点へ戻ってしまいます(“列車接近でカメラを切り替え”が列車追尾設定時のみ有効であることによる、製品付属マニュアルのの“地上カメラ”の頁を参照せよ)。そこで、追尾モードを解除する直前に、SetActiveCamera命令で、明示的にこの地上カメラに視点を切り替えておきます。こうすると、追尾モードを解除しても視点が編成に戻りません。
この結果、どうなるかというと・・・
最初は編成の先頭台車を追尾していたカメラが、列車がセンサーを踏んだ時点で追尾をやめ、そこからは固定されたカメラ視界の中を編成が通過することになります。センサーの位置次第で、非常に印象的なカメラワークを得ることが出来ます。
動画近作の最終カットにて、コレと
FOV動的更新によるズームイン/アウトを併用しています。ちょっと理想通りにはいってない感じ。後日リベンジします。