「レイアウトコンテストで入賞したい人は、 彩度違い地形テクスチャを使いこなせ」
霊魂補完計画
今回のレイアウトコンテストの入賞を左右するのは地形テクスチャの使い方だ、という話の続き。
実景写真から切り抜いた地形テクスチャを使う場合に、もう少しだけ背伸びしてぜひ挑戦していただきたいテクニックが、エントリタイトルに掲げた“彩度違いテクスチャ”です。

<彩度違いテクスチャの例>
基本的な考え方は、レイアウトの背景となる山肌の地形テクスチャを、写真から切り出したそれと、そこから少し彩度を落としたものの二種類用意し、これを使ってレイアウトの奥行き感を強調するテクニックです。たとえば・・・

<彩度違いテクスチャを使った例>
背景の山並みにご注目あれ。何気に奥行きがあるように感じませんか?

<実は奥行きなんてほとんどない>
VRM4になって、レンダリング範囲はかなり改善されましたが、それでもビュワーのデフォルトとなる“運転台視点”のような地表面に対して水平な目線では、どうしても表示される地形範囲に限界があります。遠くに見せたいと思って遠くに作った山は、視点がその山に近づいて初めて、突然に表示される、ということ。
レンダリング範囲内に収まる位置に、前景/背景となる地形をギュッと詰め込み、その表面を装う地形テクスチャの彩度を変化させることで、本来ありえない奥行きを錯覚させることが出来ます。これが“彩度違いテクスチャ”です。
その作り方ですが、たとえば
JTrimを使う場合、元ネタとなるテクスチャ(冒頭画像の上段)を取り込んだ後、

<HSVカラー調整ボタン>
をクリックし、HSVカラー調整ダイアログの中段にある[彩度]スライドバーを左方向に適当に動かして彩度を落とします。

<彩度スライドバー>
とりあえずはコレでOK。より色合いにこだわる場合は、[明るさ/コントラスト]の調整でコントラストを下げてみたりすると効果的です。
* * *
ボクの知る限り、このテクニックのネットVRM界隈における初出は、junichi氏
のこちらの記事と思われます。
氏のこの記事が既に体現していますが、彩度違いテクスチャを使う場合は、近景(つまり線路周辺)のテクスチャに敢えて彩度・明度の強いテクスチャを使うと、遠景との対比が際立ってより奥行きが強調されます。
レイアウトコンテストの争点は、レイアウター上の図面ではなく、ビュワー上の見た目です、多分。表示されない遠くの山をいくらリアルに作っても意味がないし、最悪、審査員はあなたの努力に気づかないかも知れません。短期決戦となるレイアウトコンテストにおいては(この考え方の是非はともかく)プレゼンテーション効果を最大化する割り切った手法を投入するのが合理的な戦略です、多分。