「VRMスクリプトについて、2つの考え方と2つの壁」
電波ゆんゆん
なかなか旨く事が運ばないものですね?VRM愛好家が考えている事と製作者(アイマジックさん)が考えている思想(VRMの真髄)がチグハグで…
VRM愛好家、と一口に言っても、PC画面にカッコいい車両が映っていればそれでOKな人から、果てはボクのようなキチガイまでいろいろおいでかと思いますので、“VRM愛好家が考えている事”をI.MAGiCのそれと比較するというのは、そもそも出来ないだろう、と思います。
それはさておき、漆黒氏の真意は「I.MAGiCがVRMスクリプトをユーザーにどう使って欲しいのかがわからない」に尽きると思うワケです。もちろん、ボクにもさっぱりわかりません。むしろ、現時点で目に見える事象のみから類推すると、漆黒氏の言う「思想(VRMの真髄)」はそもそも存在しない=実は中の人は何も考えていない、という極論に飛びつきたくもなります。
まぁ、そういう背景を踏まえた上で、現在のVRM4のポテンシャル(表現の可能性)を出し切るには、ユーザーにとってVRMスクリプトは避けて通れないものです。
自律自動運転のような小難しいテーマでなくとも、とりあえずヘッドマークを掲げるにもスクリプト(含むスクロール)は必要ですから。
なので、少なくないVRMユーザーが「同じお金を払ってVRM4を買ったのに、スクリプトを使える人ほど自分が楽しめないのは不公平だ」というフラストレーションを抱えている、と仮定することは、そのフラストレーションが妥当であるかどうかはさておき、間違ってはいないだろう、と思うワケです。
然るに、どうにもI.MAGiCの目に見える活動は、そういう問題の潜在を無視しているか、あるいはまったく気づいていないかのようですし、スーパーバイザー各位も
会議室におけるスクリプト系の質問に対してはほとんど放置状態です。まぁ、質問の仕方もあんまりなので、対応のしようがないのかも知れませんが。
ここまで、現状の再確認でした。
* * *
以下はボクの手前勝手な考えですが。
VRMスクリプトとは何か?という問いの答えは、大雑把に言って2つあります。
・VRMスクリプトは、VRM4の機能を利用するために、すべてのVRMユーザーが使うものである。
・VRMスクリプトは、物好きがスクロールを書いて、他のVRMユーザーにVRM4の機能拡張を提供するために使うものである。
思うに、多くのVRMユーザーが前者、つまり「VRMスクリプトを理解しなきゃいけない、自分で書かなきゃならない」という前提の元に行動しているように見えるんですけども、ボクはこれは有り体に言えば時間の無駄だと思います。あー、挑戦するな、という意味ではありません、念のため。
Web/blogをやっている“ネットVRMユーザー”は、PCにある程度順応している方が多いですから、それもありかなぁ、とは思います。が、VRMユーザー全体を考えた場合、つまり、PCを「インターネットという“テレビ”が見れる箱」だと思っておられる(この捉え方自体は間違いでも罪でもありません)ような人まで含めて考えると、そういう人にVRMスクリプトによるプログラミングをしろ、というのは、どう考えても非現実的な話だと思うワケです。
まぁ、中には独立不羈の人と言うか、誰かの世話になるなんて出来るか!みたいな気位の高い方もおいででしょうから、そういう方にはご自身で頑張っていただくしかないんですけれども。
で。
ボクは、先の2つの、後者の方の立場を取ります。つまり、VRMスクリプトなんて、良く言えば幸いにしてそういうスキルに恵まれた人、悪く言えば物好きな人がやればいいことだ、と思っています。ただ、それだとVRMスクリプトがわからない人がVRM4の機能を引き出し切れずに困ってしまうので、その物好きたちがスクロールを書いてあげればいいんじゃないか、と。まぁ、書いてる本人も飽きるほど繰り返し申し上げていることではありますが。
ですが、現実的には以下の2つの壁が、それを阻んでいます。
・スクリプトウィザードの機能が中途半端で、多くのVRMユーザーが違和感なく使える機能を提供できない。
・スクロールを書くVRMユーザーがほとんどいない(ように見える)。
第一の点は、これはI.MAGiCに罪がある、とボクは思います。スクリプト命令の追加は、毎々号々、そしてアップデータ毎に繰り返されていますが、スクリプトウィザード機能は、それが実装された第2号以降、まったく変化していません。
I.MAGiC自身が、その機能の範囲内で使えるスクロールを提供してくれているのであれば、まだ納得もいきますが、製品付属の(さらに余計なことにアップデータにも毎回同梱されている)スクロールは「おいおい、これがオフィシャルかよw」と笑ってしまうお粗末なものです。自分たちでも使えないものを、そのまま放置している現状は理解に苦しみます。
手前味噌ながら、
ココにまとめた“I.MAGiC向けスクリプト機能拡張アイデア”を実現してもらえると、もっとスクロールが便利、かつ、現実的なモノになると思うんですが、まぁ、ボクがボク自身のアイデアについて言っていることなので、あまり説得力がないですね。
第二の点は、ネットVRM界隈の怠慢だと思います。これは「書く(書ける)人」がいない、と言うよりは、むしろ「書かせる人」がいない、というのが問題であろう、と思っています。
ボクを含めて、ある程度以上のスクリプトのスキルを持ったVRMユーザーは、概して気前がいいですから「こういうスクロールをくれ」と声をかけて相応の礼を尽くせば(それが原理的に実現不能なものでなければ)案外ほいほいと対応してくれるんじゃないか、と思います。が、なかなかそういうムーブメントが起こらないのが残念です。まぁ、そもそも「VRMスクリプトで何が出来るか」自体がイメージできない人もおいでかとは思いますが、多少無茶なことであっても「とにかく、こういうことがしたい」と言うのはタダですから。実現するかどうかは別にして。
んでもって、これも前述した「VRMスクリプトを理解しなきゃいけない、自分で書かなきゃならない」と思い込んでいるVRMユーザーが多いことと無関係ではないように思います。もちろん、そのように思い込むのは使い物になるスクロールが少ないからだ、とも言えますから、その点では利用方法の説明が下手なボクなんかは、ちょっと責任を感じないでもないんですが、まぁ、そこまでボクが背負い込む理由もないので捨て置きます。
* * *
とまぁ、つらつらと書いてみましたが、正直、この問題(そもそも、これが“問題”なのか、にも疑問がありますが)にどう対処すべきか、ボク自身も確たるものはないですし、何とかしなきゃならない、とも思ってはいません。ボク自身は何も困ってはいないですから。
一方で、何とかして欲しい、何とかしたい、とお考えの方もおいでのことでしょう。それがどういうモノか、具体例を挙げることが出来ないのがもどかしいですが、ネットVRM界隈から「こういうスクロールシリーズを整備してVRM4をより便利にしようぜ!」的なムーブメントが創発されるようであれば、それに協力することにやぶさかではありません。基本的に暇人ですから。
が、無問自説的に垂れ流すのはいささか飽きつつありますし・・・とか言いながら既に
禅問答が100を超えてますが・・・何より、誰も欲しがらないのであれば、ボク自身は
情景動画を作ってるのが一番楽しいです、実は。