「傍から見るとネットVRM界隈はオカルト状態なんだろうな、とか思った」
電波ゆんゆん
I.MAGICのレイアウトコンテストを
霊魂(
れいこん=
レイコン=
レイアウト
コンテスト、念のため)と表記するのは、記憶が曖昧ではあるが、多分ボクが最初ではなくて、ボクも誰かがふざけて書いたのを真似たんだと思うのだが、これがネットVRM界隈に流行ってしまったことについては、明らかにボクにも責任があるので偉そうなことは言えないのだけれども。

言い訳がましいのは百も承知ながら、ボク自身はレイアウトコンテストに関連した話題を書くに際し、必ず“I.MAGiCのレイアウトコンテスト”と表記した上で、その年のレイアウトコンテストの
公募ページへのリンクを張るように徹している、つもり。そうしないと、非VRMユーザーや、ネット上でのVRM関連の話題に疎いVRMユーザーが読んだときに、何のことだかわからなくなるから。
とれたてVRMの広告(右画像)も、それ自身は面白さを優先して“霊魂二〇〇七”としか表記していないが、クリックすればそれが何を意味しているかはわかるようにしている、つもり。
然るに、読み手が“霊魂”=“I.MAGICのレイアウトコンテスト”であることが、わかって当然のような書き方がされたネットVRMユーザーの手になるコンテンツが、特に今年はあまりに多いので、なんだかなぁ、と思っている。説明抜きの霊魂は、まさに霊魂に他ならないのであって、表題にも書いたように、傍から見たネットVRM界隈はお化け屋敷状態なのだ。
* * *
霊魂=レイアウトコンテスト、に限らず、必ずしも一般的でなかったり、そもそも公に認められていない語法を当たり前に使う人は多い。いや、理解されて当然と思われる語であっても、ときに適切な説明を添えなければ、読み手に理解されなかったり、ときには誤解を与えることだってある。
以下は、いささか飛躍するエピソードではあるのだけれども。
随分と昔、ボクが駆け出しのエンジニアで、社内ヘルプデスク(他の社員のパソコンに関する質問に回答したり、トラブルを解決してあげる仕事)の真似事のようなことを兼務していた頃の話なんだけれども。
具体的にどういうトラブルだったのか覚えてないんだけれども、ある人から内線がかかってきて、彼が抱えている問題を解決するには、普段仕事では使わないあるプログラムを起動して、そこに表示されるメッセージを確認する必要があったワケ。
ボク:〜の起動のしかた、わかりますか?
彼 :いや、わからないけど。
ボク:では、まずスタートボタンを押してください。そしてプログラムの中にある・・・
彼 :ちょっと!ちょっと、待って。スタートボタンってどこにあるの?
ボク:・・・左下の方にないですか?
彼 :・・・ないよ。
ボク:(タスクバーを隠したり移動させている可能性を考えて)左上とかに動かしてないですかね、あるいは隠してるとか?
彼 :そんなこと出来るわけないだろ、何言ってんの?
ボク:(・・・ひょっとして)今、何処を見ながらおっしゃってます?
彼 :キーボードだよ。どこにもスタートボタンなんてないよ。
まぁ、これは笑い話なんですけども。なお、当時はWindowsNT4.0SP3がようやく浸透しつつあった頃で、Windowsキー(スタートボタンのクリックと等価なキー)はまだ一般的じゃなかったですな。この彼がアホだ、と言ってしまえばそれまでなんですが、コレは明らかにボクの語法が招いたすれ違いなんですね。
第一には「スタートボタンを押して」の「押して」がマズい。ここで「クリックして」と言っていれば、彼とてキーボードに視線を移すことはなかったはず。「押す」と言われて、彼は
指で「押す」ことが出来る「ボタン」はキーボードにあると思い込んだんですね。
第二には「左下の方に」と尋ねた際に「モニタ画面の」を省略しているのがマズい。ボクは勝手に彼がモニタに注目してスタートボタンを探していると思い込んでいて、
どこの「左下」を見て欲しいのか、肝心なことを省いてしまってました。
第三には、冷静に考えれば「スタートボタン」と言われてピンと来ない人がそれを自分好みの位置に移動させているなんて可能性は極めて低いのに、
相手にも自分と同じ前提知識があるという思い込みから「左上とかに動かしてないですかね、あるいは隠してるとか?」と尋ねてしまったこと。文字面では伝わりませんが、彼は「何言ってんの?」の時点で明らかに怒ってましたから。
彼にとっての“仕事”は、パソコンを道具として使ってお金を稼ぐ何かをすることなのであって、パソコンを使うこと自体は彼の仕事ではないワケです。それに対し、当時のボクの“仕事”は、まさに彼がパソコンを道具として使うことを手伝ってあげることだったワケで、彼の怒りは正当なものです。まぁ、この後、トラブルは無事解決して感謝されたんですけども、やはり、こういうしょーもないことに彼の貴重な時間を使わせてしまったことは、当時のボクの至らなさであったなぁ、と懐かしく思い出すワケです。
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ネットVRMユーザーは、例外なく“趣味”でVRM関連のコンテンツを書いているはずですから、ここまで厳密に考える必要はないです。ただ、特に若い人に申し上げておきたいんですが、ボクが上に紹介したようなことは、頭でわかったつもりでいても、いざ実際にそういう場面に出くわすとなかなかうまく出来ないことだったりする点です。ボクですらそうだった、ということに注目してください。
趣味のネットVRM界隈での活動に際し、まぁ、神経質になり過ぎるのもどうかとは思いますが、今よりも少しだけ、読み手にちゃんと伝わるだろうか、理解されるだろうか、もっと伝わるように書こう、わかりやすく書こう、という意識を持つ“癖”をつけておくと、きっと将来何かの役に立ちます。逆に、そういうことを考えずに、相手が理解してくれて当たり前、わからないヤツがアホ、というやり方を当然のように繰り返していると、それが許されない致命的な場面でも同じようなことをやってしまい、ドツボにはまることもあります。
特に、VRMは
作って売っている人たちがこういうスキルに致命的に欠けているので、ユーザーであるボクらがそれを補って遊ぶという楽しみ方が出来るので面白いですね、いや、面白くねーぞ、金返せ。