ここまで、レイアウトコンテスト2007参加作品の全作(スクリーンショット部門については一部抜粋)勝手にレビューをお届けしてきたワケですが、翌年以降のレイアウトコンテストに資するべく、総括を何回かに分けて書いておこうと思います。
と、以上は
去年のリードからの使い回しです。
昨年は、どちらかというとレイアウトコンテストの参加者=VRMユーザーが、
翌年(つまり今年)のレイアウトコンテストを目指してどうしていこうか、という視点から書きました。同じ視点で書くと、きっと、以降も去年の使い回しになるので、ちょっと視点を変えて書いていこうかと思います。
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今回、
45-50s氏の「海峡を往く」が大賞に輝いたワケですけれども、これは、今後のネットVRM界隈のコンテンツの見せ方を考える上で、非常に象徴的であったと思っています。
と言うのも、昨年までのレイアウトコンテストは、結果発表ページに掲載される作品のスクリーンショット・・・当然のことながら、これは作品のほんの一部に過ぎません・・・を見た時点で、あぁ、なるほど、コレは大賞だ、これは受賞作だ、と納得がいく場合がほとんどでした。
しおじ氏の「敦賀」然り、
櫻隼氏の「現代ローカル風景」然り。
然るに、今回の大賞作は(主催者のスクリーンショットの撮り方がナンセンスであることを割り引いても)パッと見の印象だと
junichi氏や
十衛門氏の作品と甲乙つけ難く感じてしまうワケです。が、「海峡を往く」のレビューにも書きましたが、これはもちろん45-50s氏が大賞に相応しくない、という意味ではなく、熟達したVRMユーザーが増えてきたことと、そしてそれ以上に、特にVRM4レイアウトの作品の魅力が、スクリーンショット=見た目だけではわかり辛くなってきたことに起因している、とボクは考えておるワケです。

<船入れたいならこのアングルじゃね?/45-50s氏「海峡を往く」より>
事実、VRMビュワーで「海峡を往く」と「ローカルプラン」を実際に動かしてみるとその差は歴然としていて、“絵”として強烈なインパクトを有する「ローカルプラン」に対し、「海峡を往く」は“絵”としてもさることながら、“動き”そして“音”、さらには仮想鉄道世界への“参加感”が、今回の参加作の中では突出したレベルでした。
つまるところ、「海峡を往く」を、見る者をして“これこそ、まさに大賞作だ!”と納得せしめるべくプレゼンテーションするには、スクリーンショットという方法はまったくの論外であって、少なくとも音声を伴った動画か、そして当然のことながら実VRM環境で見せるしかないワケです。
これは、狭くにはレイアウトコンテスト主催者側が、そのような応募作品の傾向変化を把握せず、旧態然とした結果発表をおこなったことに対する問題提起ではあります。まぁ、主催者側からしても(そしてボクからも)「海峡を往く」の突出した世界構築力は予期せぬ事態であって、それに対応する手法も持ち合わせがなく、心構えも出来ていなかった、という見方も出来るでしょう。が、厳しいことを言えば、古くは2002年度のTatsuo氏の大賞作(カメラ列車視点で道路を走行する)や、2005年度の拙作「お召しトワイライト」あたりが、既にこの方向性を内包していたワケで、やはり、主催者側の認識の甘さは指摘せずにはおれません。
そして、広くには、ネットVRMユーザーたる我々全員への問題提起です。さて、何を言い出すのでしょうか。銘々で想像しながら(←これが重要です)次回をお待ちください。