「音源部品はアップデータでみんなに配るべきじゃね?」
電波ゆんゆん
と、何を今更ながら唐突に思った。
VRMをREしたワケではないので断言できないが、常識的に考えると、ビュワー上での“見た目”を要する他の部品と異なり、VRM4第4号所収の「音源」の機能はVRMシステム(レイアウターとビュワーの実行ファイル)のみで実現されているはずだ。第4号のインストーラがすることは、部品データベースに「音源」部品が存在するフラグを立てるだけ、と考えるのが妥当だろう。
アップデータによって手持ちのパッケージに含まれない部品を追加できることは、第7号リリース以降のアップデータに含まれるようになった「高速道路S256」等の存在により証明済みである。
以下、余談だが。おそらくコレは、第7号に収録するつもりで作成したデータがマスターROMから漏れてしまい、それに対するアクションであったと考えられる。そして、これにより第7号が未インストールの環境でも「高速道路S256」が使えるようになったことから類推するに、VRM4のアップデータには「(内部的な“部品ID”が一致する)既存の部品を置き換える」と「新規に部品を追加する」の機能しかない(どのパッケージがインストール済みかを調べる機能がない)のだろう。
第4号は、
漆黒氏の秀逸な
無理矢理ストラクチャ作例が示しているように、使い勝手の良い部品が豊富なパッケージなので、個人的にはあまねくすべてのVRMユーザーにお手元に置いていただきたいパッケージではあるのだが、一方で第4号は「ローカル風景」に特化したパッケージであり、また収録車両もやや地域限定色が強いので、それらに興味のない方には用無しのパッケージだ、とも言える。
そして、最も大きな問題点は、第4号を持っているVRMユーザーが音源部品を外部から参照するスクリプトを組み込んだVRMレイアウトは、たとえ第4号収録のその他の部品・車両をまったく使っていなくとも、第4号を持っていないユーザーの環境ではビュワーが起動できなくなってしまう、という点である。
音源部品のスクリプトを使いこなせるほどのユーザーは、おそらく一角のネットVRMユーザーであろうから、当然、自作品をネットで公開したいと考えるだろうが、たった1つ音源部品を使った時点で、第4号を持たないユーザーにとっては、部分的にすら見ることが出来ない作品になってしまうワケで、これは興醒めである。
さて、音源部品無しでも、その機能相当の作り込みは不可能ではない。たとえば、
こちらの拙作は第2号パッケージ限定レイアウトであるが、地下に埋め込んだ編成の警笛と走行音で効果音とBGMを実装している。また、第4号の音源部品を使った作品であっても、そのメソッド/グローバル変数を外部から参照しなければ・・・つまり、音源部品が他の部品の状態をタイマーイベント等で監視して発声するようなロジックを採用すれば、第4号が欠落した環境であってもビュワー起動を阻害することはない。
が、いずれもかなり特殊な実装になるので、すべてのVRMユーザーが普通に組めるものではないだろうし、特に後者については、自信をもって「このレイアウトは音源部品を使っていますが、第4号がない環境でも見ることが出来ます」と、ロジックのみを根拠に断言できるユーザーは稀だろう。彼の手元には“第4号がない環境”がないのだから。
何でこんなことを今更言っているかと言うと、音源制御系の汎用スクロールをいっぱい作ろうか、と思ったのだが、仮にそれがネットVRM界隈で受け入れられて頻繁に利用されるようになると、事実上、第4号を持たないユーザーから他者の作品を楽しむ機会を奪ってしまうことになるような気がしたからに他ならない。
なので、もしI.MAGiCがこの提言を真に受けて、次のアップデータに音源部品を収録してくれたら、エイエイヤーとスクロールの大盤振る舞いをやりたいな、と思っている。逆に、I.MAGiCにその気がないのであれば(どの時点でそうだ、と判断するのかが難しいが)今後の拙作音源制御系スクロールは、前述したような「外部から参照されないロジック」で書くことにしようかと思う。無駄にイベントハンドラを消費するが嫌なんだけど、まぁ、仕方が無い。
とは言え。拙作スクロールの利用率もさほど高くなさそうだし、そもそもレイアウトの公開数などたかが知れているのだから、そんなことを心配せんでもいいだろう、という気もしないでもない。ただ、今後も音源部品がアップデータに含まれないとすれば、折角開発した音源部品機能はVRM4全シリーズを通じてユーザーに積極的に活用されることはないだろうし、それ以上に、ユーザーから見て「I.MAGiCはケチ臭いなぁ」という印象だけが残ることは否めまい。