今回は、拙者としては頭の上がらない
この方をお招きしました。
VRM侍(以下侍): どうも、毎度お世話になっております。
ちびて氏(以下ち): 最近紳士録の更新が鈍くなってますが、ネタ切れでしょうか?
● ちび鉄道少年 改め ちびてさん
侍: まぁ、ネットVRMユーザー、なんて言っても総数はたかが知れていますから、そのうちネタ切れは必至ですが。少なくとも、ちびてさんをお招きせずには終われないでしょう。まずは簡単に自己紹介など。
ち: 13歳 中学2年生 ♂ VRM歴3年 出身も現居住地も愛知県西部です。
侍: 最近、ハンドル名を改めたんですね。
ち: 前のハンドルネームは長かったのであっさりと。
侍: いつぞやは勝手に省略して「ちび鉄クン」呼ばわりしてしまい、大変失礼いたしました。私も永鉄さんやfoxさんの「バイザー」を云々言えません。それはさておき、ちびてさんには拙作動画の代理公開で毎度お世話になっております。
ち: 動画という公開方法が珍しくて、これが公開中止になるのは勿体無いなーなんて思いまして。
侍: 正直、最初にちびてさんから代理公開の申し出をいただいたときは驚いたんです。その時点でキミの年齢は知ってましたから。自分がちびてさんの年齢の頃に、果たして見ず知らずのオッサンにそういう提案をする度量があったかな、と思うと、ちょっとしたカルチャーショックで。
ち: 当時は今以上に礼儀も何も無かったですから、とりあえず言えばいいんじゃないかという軽い気持ちでした。
侍: いやいや、しっかりした文章のメールでしたよ。
ち: それに、カウンターの伸びが鈍化してきていたので、いっきに伸ばすチャンスとも思いました。
侍: どうです。お役に立てましたか?
ち: 効果はありましたね、それなりに。アクセス解析を見ると結構ghostさんの
過去動画のページから来る人も多いです。
侍: 我々のコラボレーションが、多少なりともVRMの宣伝に役立っているとすれば、私としても嬉しい限りです。
● VRM界隈における大人と子供のコミュニケーション
侍: 私がちびてさんの年齢の頃、現在当たり前になっているような、趣味を同じくする幅広い世代が垣根なしに交流するネット社会はまだ一般的ではありませんでした。つまり、私たちの世代は、ちびてさんの世代から見て「大人がどう見えるか」を自分では経験しないまま、こうしてキミたちと付き合っていることになります。ちょっと、そこらへんに興味があるんですが。
ち: かなり年上な友達に見える、なんて言ったら怒られるでしょうね。
侍: もちろん怒ったりしませんよ、私は嬉しいです。もちろん腹立たしく感じる人だっているかも知れませんが、ソイツはお馬鹿さんなので放置しましょう。
ち: 意外に気にしませんよ。ただ、敬語ばかりを掲示板等でやたら使っていらっしゃる大人の方々は子供から見れば、物凄く近づき難いです。
侍: 建前っぽくって?
ち: いや、そんなに難しいことではなくって。とにかく、あんまり堅苦しい感じの方だと正直付き合いにくいですね。
侍: なるほど。大人側としては無意識に礼儀正しくしようとしてるだけなんでしょうけど。
ち: とは言っても、子供があんまりにもタメ口だと、それはそれで、近づき難いですが。言葉遣いは程々にって事ですかね。
侍: 敬語のみならず、言葉そのものも世代で変わりますしね。
ち: 前回登場されていたfox氏を支持する若い子が多いのもそこらへんではないかと。コミュニケーションに積極的な所とかがうれしいです。まぁ、支持する理由は人それぞれだと思いますが。
● RailSimとの比較でVRMを考える
ち: まぁ、そこそこに。
侍: 私はRailSimにはあまり詳しくないですし、また、VRMユーザーの中にも名前は聞いたことがあっても詳しくは知らない人が多いと思います。両方手がけているちびてさんから、特に両者の比較を伺ってみたいのですが。
ち: RailSimに比べてVRMの良い点は、スケールの正確さや、テクスチャの質などです。
侍: そこは鉄道会社からライセンスを取得してまでやっているメーカーの強みでしょうね。
ち: 足りない点は、レイアウターでは部品の高さがつかめない事や、TOMIX以外のメーカーの部品が無い事など。TOMIX以外のメーカーはちょっと難しいかなぁ。
侍: TOMIXに限らず鉄道模型メーカー製の既製品をモデルにした部品がないのはRailSimも同じでは?
ち: RailSimは、ユーザーが自由に車輛や部品を追加できますから。
侍: そこはVRMの最大の弱点ですね。
ち: あと、RailSimの良い点はレールが自由に引ける事かな。
侍: VRMは模型レベルで実装可能になる点にこだわっていますからね。
ち: 足りない点は、「前に戻る」「コピー」「貼り付け」などの機能が無い事でしょうか。
侍: RailSimにそういった機能が実装されていないのは意外ですね。まぁ、そこもフリーウェアの強みで今後、いろいろ強化されていくのだろうと思いますが。そして何と言ってもRailSimはフリー、すなわち無料であるのに対し、有り体に言えばVRMは高いです。この観点からVRMは圧倒的に不利ですが、RailSimでの経験を通じてVRMに「こういう機能があれば」といったご意見はないですか。
ち: RailSimにそういう機能があるから、というわけではないですけど。簡易ビュワーとして、フライスルーカメラだけの軽いプログラムとかがあれば便利かな、と。
侍: 簡易ビュワーですか?
ち: 地形を作っているあいだは、列車が走る必要ないですよね。だったらあんなに重いビュワーを起動する必要もないかな、と思ったり。
侍: なるほど。レイアウターとビュワーの行き来を既に当然のものとして受け入れてしまっていたので考えてもみませんでしたが。それは一理あるかも知れませんね。
● 中学生にVRMの拡販は可能か?
侍: せっかくの現役中学生ですので、ちょっとおかしな質問をします。
ち: 構いませんよ。
侍: ちびてさんと同級生との会話をイメージしてください。たとえば「オレ、サッカー好きなんだ」というのは極自然に交わされる会話ですね。一方で「オレ、エロゲー好きなんだ」というのは少なくとも不特定多数の同級生とは話さないように思います。さて「オレ、VRM/RailSim好きなんだ」というのは、先に挙げたサッカー/エロゲーのどちらに近いエリアの話題でしょうか、強いて言えば、ですが。
ち: エロゲーの方に近いかな。VRMやRailSimの名前を出しても、知らない人ばかりですから。いちいち説明するのも面倒ですし。
侍: 以前、おいちゃんさんと中高年の方へのVRMの拡販についてお話ししたことがあったんですが、逆にちびてさんへの世代への拡販を考えると、どういったことが必要と思います?
ち: 簡単に手に入れることが出来ないのが現状ですから、もう少し都市部以外の家電店にも流通するといいんじゃないかな。世の中、そう簡単にはいきませんけどね。
ち: そりゃ、大人はそうでしょうけど。子供は気軽に通販はできないですよ。それに家電量販店で買えないって、エロゲー以下じゃないですか。
侍: なるほど。中学生の誰もがちびてさんのように広くネットに向けてアンテナを張っているわけでもないでしょうからね。いや、いろいろと面白いお話を伺えたと思います。では、そろそろお約束のヤツを。まずは、ちびてさんの誉め殺したいVRMユーザーをご紹介ください。
ち:
fox氏ですね。仮想ビュワーには正直驚きました。
侍: やはりそうきますか。いよいよfoxさんには休む暇なしに頑張っていただく必要がありそうです。では最後に、ちびてさんにとってVRMとは何でしょう?
ち: PCや鉄道模型の知識を広げてくれた、一種の教科書。まだ未熟ですけどね。
侍: 未熟さは無限の可能性の裏返しですよ。今後の活躍を期待しています。ありがとうございました。
注)本稿はQ&A式のメールのやり取りを元に、対談風の記事にまとめたものです。かならずしもご協力いただいたネットVRMユーザーの発言そのままを反映しているわけではありません。文責はすべてghostにあります。