ベルナーオーバーラント[Berner Oberland]はグリンデルワルトを含むインターラーケン周辺の総称。無理に語意を探れば「ベルン地方の(ここはベルン州になる)高地」といったところ。ちなみにBernは本来「熊」の意で州旗も熊のデザイン。初代領主の初めての狩の獲物が熊であったことに由来するのだとか。いいのか、そんなんで。もしも最初の獲物がアレだったりコレだったりしたらどうなっていたものやら・・・。
それはさておき。ベルナーオーバーラント、特にグリンデルワルトが妻の(そしてオイラも)お気に入りなので、
去年に続いて今年もここに3日間投宿。去年は主にグリンデルワルトの東側を巡ったので、今年は西側、メンリッヒン(標高2,239m[Maanlichen])を挟んでグリンデルワルトの反対側になる辺りを歩き回ってみました。
まず、WAB(ウェンゲンアルプ鉄道[Wengeralpbahn])でその最高所となるクライネシャイデック[Kleine Scheidegg]まで登り、後はWABの線路に沿ってメンリッヒンの向こう側の谷底の村、ラウターブルンネン[Lauterbrunnen]を目指すハイキングコースです。もちろん、オイラの神経は常時接近する列車の音を聞き逃さぬよう、研ぎ澄まされておりました。

<WAB BDhe 4/8編成>

<WAB BDhe 4/4編成>
緑の牧草地の中を駆けていく軌間800mmナローの電車は、まさに鉄道模型の世界。延々と続く下り坂で太ももに鈍い痛みを覚えつつ(これは以降4日間抜けませんでした、駄目だな運動不足にもほどがある・・・)それを忘れさせる夢の光景です。
ラウターブルンネンからはケーブルカーで700mほどの急斜面を登ります。ここ、グリュチュアルプ[Grütschalp]から「なんでこんなところに住むんだ」と首を傾げたくなる崖上の村ミューレン[Mürren]まで、BLM(ラウターブルンネン・ミューレン山岳鉄道[Bergbahn Lauterbrunnrn-Mürren])が走っています。やはり、線路に沿ってミューレンまでハイキングコースになっているので、ラウターブルンネンの谷を挟んでユングフラウやアイガーを彼方に眺めながら、撮り鉄がてらに歩きます。

<BLMの電車、形式名称不明>

<グリッチュアルプ側には貨車が連結されている>
この貨車。ミューレンへの生活物資輸送に使われるかと思いきや、観光客のベビーカーを乗せたりしていました。たまには幹線鉄道から離れ、こういう牧歌的な鉄道を楽しむのもオツなもので御座います。