一昨日のネタの続き、みたいな。とりあえず、以下の引用文を読んでください。
●大量のコマンドのそれぞれが、どこに配置されているかをユーザが自力で突き止めなければならないこと。
●何度も何度も刀を入れて大理石の彫刻を仕上げるように、白紙から目指すゴールに至るまで多くの手作業が求められること。
●ゴールへ向かうためのガイダンスが何も呈示されないこと。幾つものコマンドを組み合わせて、スタートからゴールまでどうやって進んでいくかをユーザは自分で考えなければならない。
一昨日のネタの流れから上引用文のみを読むと、VRMレイアウターに関する問題指摘のように見えませんか。
もちろん、そんなワケはありません。引用元Webを参照していただければわかりますが、実は元邦訳文の表題は「WYSIWYGよ、さようなら」。MacやWindowsで一般的なGUI(当然、VRMもその1つである)からのパラダイムシフトについて書かれたコラムです。シフトする先のパラダイムが、本稿の表題に掲げた結果志向UI = Result-Oriented User Interface なのだそうです。
もっとも明白なこれまでとの相違は、メニューやツールバーが一掃されたことである。ゴールに到達するために求められる操作に意識を向けるのではなく、望む結果をまず特定してもらおうというのが焦点である。
同上
引用元によれば、上引用部のようなものが、結果指向UIベースで開発が進んでいるらしい次世代Microsoft Officeなのだそうです。「VRMレイアウターもそうであればなぁ」と思いませんか。
あるいは単なる夢物語に聞こえますか。否々、既にVRM4には部分的に結果指向UIが採用されていますね、「スクリプトウィザード」という名前で。「ライトをつける」「あるキーで編成を切り替える」という選択肢はまさに「結果」です。結果を選べば原因となるものを構成できる、というのは、明らかに結果指向UI的な要素です。同様な考え方で「レイアウトウィザード」なるものを実装することが不可能であると断言する理由はありません。
と、触りだけを書いて終わっておきます。追々、この筋のネタを書いてみようかと。何度か
本館技術記事中では言及してきたのですが、体系的にまとめれてないので。
「そんなもん、チラシの裏に書いとけや」あるいは「I.MAGiCにメールしとけや」とお考えの方もおられるかも知れませんが、有り体に言うとその考え方は間違っています。なぜなら「パラダイムシフト」というものは、作り手側だけに起こっても意味がないからです。使い手に新しいパラダイムを受け入れる余地がなければ、作り手はリスクを犯してまで新しいパラダイムを示すことはできません。
逆に言うと、ネットVRMユーザーが「ボクらは新しい考え方を受け入れる余裕があるよ」と作り手の先を行っているように振舞うことができれば(もちろん、ボクらが考える程度のことは、I.MAGiCの中の人も考えていると思いますが)、作り手は安心して新しい何かを早期に投入することが可能になるはずです。
電波ゆんゆんですよ、念のため。
あ、拙稿はともかくとして、
引用元は一読の価値がありますから、参照してみてくださいまし。