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前編はこちら】
VRM侍(以下侍): 具体的にどういうところに留意すべきでしょう。
はやぶさ氏(以下は): まずは実物をよく見ること、観察する眼を養うことが大切です。バラストの色も幹線とローカル線では違いますし、本線と側線でも違いがあります。山間部と沿岸部でも差異がありますよね。まずは自分の表現したい「世界を明確にする=見つける」です。で、気に入った情景を見つけたら、まずはよく見る。
侍: そういう観察をはしょってノリだけでやっちゃうことが多いので、耳が痛いです(汗)。
は: とにかく実物の世界には、物凄い量の情報が詰まってますから、自分が納得出来るまでよーく観察して下さい。時間が許せるのであれば、絵に描いて欲しいな。自分の目で実景をよく見て、どんな色なのか考える。で、どの絵具を使えば良いのか、また考える。で、具体的に色を作る。この色を作るってのが大切で、これがその作者の個性と表現力を養ってくれますから。
侍: ついつい面倒臭くてデフォルトのカラーパレット使っちゃうんだよな、これが。
は: 所変われば品変わると言います。キャンバスに向かうときは絵具と筆、PCではカラーチャートとマウスです。同じ事なのです。唯一違うのは中か外か。写生している時、絵に描こうと思って見ている対象物は、自分の目で実際に「見ている色」です。そして、そこから得た色は自分自身が実景から「感じた色」なのです。
侍: なるほど。そういうことは考えたことがありませんでした。ボクはどっちかと言うとインドア派というか、有り体に言えば引き篭もり気味なので、あらためてフィールドワークの必要性を考えさせられます。
● ローカル風景/蒸気への思い入れ
侍: ローカル線の風景に特化している、という点でもはやぶささんは異色の存在であったと思うのですが。
は: 僕は・・・良いのか悪いのか判らないけど、昔から住んでいる所が田舎ばかりで、何故か右見て左を見たら「あ、キハ58だ!!」って所に縁があるんです。筑豊では日田彦山線。美作では姫新線。今の寝屋川でも昔、片町線がローカルな雰囲気を醸していたし。で、やっぱりキハ58が居たし。だから、僕にとってはローカル線は心象風景と言えますね。キハ58のアイドリングとタイフォンが子守唄なんです。
侍: アレで眠れますか?(w
は: 物心付いた頃から、身近にローカル線があって、心の隅々まで刷り込まれていて、鉄道=ローカル線なんです。だから、あのヘロヘロレールと茶色のバラスト、所構わず生えてくるペンペン草が見ていて妙に落ち着くし安心できます。
侍: 地形テクスチャで、その辺にもこだわっておられましたものね。あれには、ボクもかなり影響を受けました。
は: 都会のレイアウトは結構誤魔化しが効くでしょ。でもローカル線はそうは行きません。田舎は田圃と畦道と茅葺屋根の農家と川と池と林と森ですから、これをVRMで表現しようってんですから、ハッキリ言って無理・・・じゃなくて難しいです。
侍: 現時点ではVRMの収録部品群はどちらかと言えば都市/郊外に偏っていますもんね。
は: だから良いんですよ。奥が深いし。レイアウトの題材としてこれほどヤリガイのあるモノは無いですよ。テクスチャーでも思いっ切り遊べますし。
は: うーん、デコイチデコイチデコイチデコイチデコイチデコイチデコイチ・・・
侍: あー、ハイハイ。そのへんで。
は: ま、気長に待ちましょう。VRM4の第2号にTomixの島式ローカルホームセットが収録されたでしょ。ターンテーブルもやっとリリースされたし、I.MAGICはいずれやってくれますよ、必ずね。D51に関してはチョッと越えなければならないハードルが沢山あるのではないですか。どのカマを採用するかでも色々あるでしょうし、東の498か西の1、なのかそれとも200か。バリエーションも相当ありますから、版権云々よりもモデルが選択し辛い気が・・・結構リクエストはある筈ですから、これもいずれ出てくるでしょう。ね?I.MAGICさん!!
● はやぶさ氏の今後の活動は?
侍: ボクも一度参加させてもらいましたが、ユーザーオフの主催にもいろいろご活躍ですよね。
は: いや、
庄内でのオフではお世話になりました。とっても楽しかったです。っていうか、「ghostさんは、絶対に来ィーへんわ」と思ってました。だって忙しそうやもん。自分では暇みたいな事言うてるけど、実はちゃうやろ?
侍: そのへんはご想像にお任せします。まぁ、VRM侍の更新頻度/密度がすべてを物語っているように思いますが、それはさておき。はやぶささんのオフ会についての思い、というものをお聞きしたいのですが。
は: ネットでの交流ってある意味便利だし、一昔前では考えられない世界でしょう。家に居ながら全世界の人達と情報交換出来るって凄い事ですよ。でも、相手の人の実像を知らないままで交流を続けて行くのって何か抵抗ありませんか。折角知り合った仲間です。同じ趣味を持ったモノ同士、たまには顔を合わせて膝を突き合わせて話すのも悪くないですよね。どんな人なのかも判るわけですし、全てではないにしても。いいモンですよ。後の交流にも弾みがつきますし。
侍: ボクは元来出不精ですし、何より情に欠けているので、はやぶささんのその人と人の交わりに対するエネルギッシュさには正直頭が下がるんですが。
は: 僕自身とっても気になるんです。いつもBBSとかで話をするけど、顔も見た事ないが、どんな人なんやろって。もう気になりだしたら男も女も関係なし。夜も眠れない程気になるんです。だったら会いに行こうってなるんです。これで一件落着です。だから、これからも続けて行きたいですね。新たに参加を表明してくれている方も居ますし。ですが機会が出来れば絶対やりますから、みなさん是非が参加を!!目指すは非公式ではなくてI.MAGiCも巻き込んでの公式オフ!!で、
本家Webに記事をUPさせる!!です。
侍: 公式オフとは大きく出ましたね。でも、I.MAGiCは何気に同人ノリ的な空気も漂わせているので、やろうと思えば意外に早く実現するかも知れませんね。
は: 侍さんは今日から実行委員長でよろしく。
侍: だから、ボクは出不精で引き篭もりなんだってば・・・まぁ、考えときます。で、話が元に戻るんですが、発展的解消のその先には何があるんでしょう。
は: 新しいWeb
「遥かな轍」で公開している音源ですが、どれも皆貴重なモノです。キハ達のエンジンアイドリング音なんかは、VRMでも音源ソースとして使えるものです。ですのでどうぞバンバン使ってやってください。ただ、サーバーの容量の加減で近いウチに引っ越す予定ですので悪しからず。また、公開音源も予告なしで変更する場合もありますから欲しい音は早い目にダウンロードをお願いします。メールを頂ければ別途配布もさせて頂きます。
侍: 静かなムーブメントとして、音源派のVRMユーザーも育ちつつあるようですから、今後の展開が楽しみですね。では、そろそろお約束のヤツを。まずは、誉め殺したいVRMユーザーをご紹介ください。
は: まずは何と言っても
啓明さんです。考察も奥が深いし、努力家でいらっしゃいます。彼の存在が無ければ、僕はVRM界からとっくに姿を消していたでしょう。そして、
しおじさんです。
2004年のレイコンに木曽路をモチーフにしたレイアウトを発表されましたが、あの国道19号らしき平行道路。あれ凄いですよ、もうそのまんまです。特に中央西線を右にカーブしながらオーバークロスする辺りなんかは、唸るどころか呆れ返ってしまいました。
侍: 御両所には、ボクも常々刺激を受けています。
は: それと番外でもう一人、
おいちゃんです。彼の根気強さ、我々の世代には無いものです。特に今、青春を謳歌されている学生諸氏、しっかり見習ってください。
侍: では、最後に。はやぶささんにとって、ズバリVRMとは何でしょうか?
は: オモチャです(笑)・・・ってか、だったのですがそうではなくなりました。うーん、今は上手く言えないですが、今後の人生を左右しかねない素材とだけ言っておきましょう。
侍: まぁ、左右され過ぎて人生を棒に振らない程度に。
は: そら、キミやろ(w。ずーっとダッシュ続けてるけど大丈夫なん。たまには息抜きしぃーや。じゃないと俺らが付いて行けへんがな!!
侍: これでもかなり遠慮してペース落としてるつもりなんですが、そう見えませんか。
は: ・・・たのむでホンマに。
侍: ありがとうございました、近いうちにまた大阪でオフやりましょう。
注)本稿はQ&A式のメールのやり取りを元に、対談風の記事にまとめたものです。かならずしもご協力いただいたネットVRMユーザーの発言そのままを反映しているわけではありません。文責はすべてghostにあります。