[Shift]+[z]キーを押すとライトが点灯しパンタグラフが上がるが、繰り返し押すことでライトを点けたまま0番パンタグラフのみを上げ下げすることができる。
●問題点パンタグラフを1つしか装備していない車両の場合、ライトが点灯したままパンタグラフが下がることになり(1番パンタグラフが存在しないので)集電不能状態でライトが点いているのが不自然である。
なお、この問題については既知であり、テクニカルガイドにも明記している(車両初期化メソッドの節の中ほど、欄外注参照)。本件は、これを「不自然であり避けたい」と考えるか、別にいいんじゃない、と考えるか、という問題だとご理解いただきたい。
tengutei氏からは「[Shift]+[z]の二度押しにより昇降するパンタグラフを1番側に変更する」旨のご提案をいただいたが、そもそもこの仕様がED75を想定し、進行方向側のパンタグラフを片下げすることを意図していたことを考えると、受け入れ難い。そこで折衷案として考えたのが以下の仕様である。
(1) SCRIPTウィザードにパラメータを1つ増やし、片上げ下げするパンタグラフ番号(0or1)を選べるようにする。つまり、パンタグラフが1基のみの車両に組み込む場合、ここで0を指定する。
(2) ついでに、ここで(たとえば)パンタグラフ番号に2を加えた数字を入力すると(これにより選択肢は0〜3となる)、片上げ下げするパンタグラフが[Home]キーによる方向転換で逆転する機能を追加する。
この案の利点は、第一にはtengutei氏指摘の問題を解決できることであるが、本来意図していた交流区間のパンタグラフ片上げ状態をより正確にシミュレート可能になるという意味合いの方が大きい。つまり、現行仕様でも、たとえばED75単体を反転させて編成に組み込むと進行方向側のパンタグラフが上がり放しになるという問題や、編成逆進時に対応できないという問題を孕んでいるのだが、これも一気に解決できる。
ただし、ただでさえ面倒な組み込み時のパラメータが1つ増えることは避け難く(4.0.3.2時点のVRMスクリプトは、スクリプト側から車両のパンタグラフ数等の仕様を知ることが出来ないので、ユーザーが指定するしかない)利用者各位の手間を増やすことになるという問題がある。
また、これはほとんど杞憂だが、Set/GetPatograph命令は仕様上は0〜3のパンタグラフ番号の受入を可能としており(現状、3つ以上パンタグラフを有するVRM4車両はない・・・というか、そういう車両は現実に存在するのか?)上掲の改善案はこれを無視している。