「Spieletester.comのBahnsim PROレビュー」
Bahnsim PRO砲兵隊
ドイツのゲーム情報サイト
Spieletester.comに掲載されている
Bahnsim PROレビューの抄訳を。ちなみに、spieletesterは「ゲームの評価者」の意。まずは末尾に掲げられた筆者Adam Smieja氏の総括から抜粋。
(前略)
このゲームを楽しむに際しては、ほとんど障害となるものはありませんでした。実際、すぐに理解できました。Bahnsim PROは原則として「ドラッグ&ドロップ」がその操作の基本であり、複雑な数学の知識などを必要としません。まったくもってユーザーフレンドリーです。ありとあらゆることがユーザーの自由におこなえるため、創造力に対しては何の制約もないのです。
(後略)
おい、いくらなんでも
そりゃ、誉め過ぎだろ。
以下、本文部分をつまみ食いしてみます。
冒頭の当り障りのない紹介を経て「Komplex, aber einfach」以下が本文になりますが、この見出しは「複雑、だがシンプル」の意。実際、本文の書き出しは以下のようになっています。
はじめてこのシステムを目にするとき、それは複雑過ぎるように見えるかも知れない。それは、あまりに多くのオプションがあるからだが、実のところそれは極めてシンプルなものです。
以降、筆者はBahnsim PROの(つまりVRMの)単一の平面インターフェイスに縦・横・高さ・角度の数学的な要素を、それとは感じさせないように詰め込んだデザインをベタ誉めしています。VRMを語るに当たっていきなり「地形造成」の方法から始まっているところに、この筆者の「濃さ」を感じるのはボクだけではないと思うのですが、いかがなもんでしょうか。
次節は「ドラッグ&ドロップ」で建物、駅から、植物、列車の編成まで簡単に設定できることを強調しています。普通、こっちが先のような気もしますが。実は彼の文章にはVektor(またはVektorrechnung)という単語が頻出しています。これはつまり数学の「ベクトル」のことなのですが、これを考えなくて済むのがBahnsim PROの良い点だ、と言いたげです。察するに、直近に扱いの厄介な3Dモデリングツールか何かで痛い目に遭っておられて、それの反動でBahnsim PROの平面化された地形造成のメソッドを高く評価し過ぎているじゃないか、と思わず勘繰ってみたくもなるのですが。
次節はビュワー起動時の注意点。要するに、ちゃんとコースを設定しろとか(多分、ポイント切替設定のことでしょう)編成を組めよとか、でビュワー起動したらいろいろカメラモードがあって面白いぞー、みたいな感じです。少し気になるのは、
以前に抄訳したGBASE.chのレビューにも同じ誤解があったんですが、なぜかこのレビューにも「カメラ(の配置)が特に重要、でないと画面が見れないから」という記述があります。ビュワーの起動必須条件が「編成配置」であって「地上カメラ」ではないことは、VRMユーザー諸兄はご存知のことと思います(ちなみにBahnsim PROの部品パレットではkamera、編成配置はzug)。一見つながりのなさそうに思われる2つのレビューで似たような誤解があるのは何故なんでしょう。もちろん、ボクの手元のBahnsim PROでも、地上カメラ無しでビュワーは利用可能です。
最後の節では、グラフィックや音にやや不満足であることに言及されています。
いわゆる「ピクセルのどんちゃん騒ぎ」ってヤツでしょうか。まぁ、車両のデータが一世代古いので、それは勘弁してもらうしかないんですが。いや、ボクが詫びることではないんだけれども。
最後に「翻訳に問題があるが、同僚はこれはそれでも構わないと言っている」という下りがあります。これが何であるかについては具体的な言及がないのですが、ひょっとすると「地形テクスチャ」のことではないだろうか、と想像しています。実はBahnsim PROのレイアウターでは、地形ツールのテクスチャの訳語に「struktur」が充てられています。ボクは
ここで紹介しているドイツ向けレイアウトをBahnsim PROで作っているので、最初はこれが地形テクスチャであることに気付かずに難儀しました(まぁ、メニュー上の位置から想像はつくワケですが)。「地面の表面を構成するもの」という意味でとればこの訳も間違いではないのかな、とは思うのですが、3Dグラフィックの世界でいう「テクスチャ」は世界共通語ではないんですかね?
例によって適当抄訳ですので真に受けないように。まぁ、とりあえずドイツの人でも受け入れてくれる人は受け入れてくれそうだ、という明るい話題としてピックアップしておきます。
まぁ、これが
bhvの提灯記事でなければ
の話ではありますが。