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“【何か】この速度で走れ”を作っていくことにします。
最初にやることは
“【何か】シリーズ・ベースキット”をコピーして新しいファイル名をつけることです。とりあえずファイル名は nanika_speed.vrw とでもしておきましょう。
注意すべきこととしては、VRMスクロールを保存するにあたっては、文字コードとして“Unicode”を選択する必要があります。そうしないと、VRM4はそのファイルをスクロールとして認識しません。ベースキットからコピーしたものを〔メモ帳〕で編集する場合は意識する必要はありませんが、他のテキストエディタをお使いになる場合は、それぞれのアプリケーションのヘルプを読んで、Unicode形式で保存する方法を確認しておいてください。

<Unicode形式で保存するのをお忘れなく!>
では、いよいよスクロールの中身を書いていきます。
まず〔headerセクション〕を書きます。headerセクションは、そのスクロールの名前やカテゴリを決定する部分です。もちろん、この部分は出来上がってから書いてもいいのですが、ここにはこのスクロールがどういう機能をもっているのか、何の役に立つのかを説明する部分も含まれています。これを決めないことには中身のスクリプトを書くことができませんから、最初にキチンとこれを書く癖をつけておくことをお奨めします。
header
{
title "【何か】《機能を表す名前を書く》"
guide "《機能の説明を書く》。パラメーター:《パラメーターの意味を書く》。"
copyright "《作者の名前、著作権表示を書く》"
// 適当なものを選んで1つだけコメント(//)を外す。
// type WIZTYPE_TRAIN
// type WIZTYPE_CAR
// type WIZTYPE_SPEED
// type WIZTYPE_ETC
}
以上は、【何か】シリーズ・ベースキットのheaderセクションを抜き出したものです。あなたがすべきことは、《〜》で示された部分を然るべき内容に書き換えることです。以下に、書き換えた後のサンプルを示します。
header
{
title "【何か】この速度で走れVer1.00"
guide "編成の走行速度を変更する。パラメーター:走行速度(Km/h)。"
copyright "(C)2006 ghost/GW's-Workshop"
// 適当なものを選んで1つだけコメント(//)を外す。
// type WIZTYPE_TRAIN
// type WIZTYPE_CAR
type WIZTYPE_SPEED
// type WIZTYPE_ETC
}
黄色で示した部分が、書き換えたところです。
〔title〕はスクロールの名前です。この例では“この速度で走れ”にしています。スクロールを使う側の立場からすれば、「何が」起こるスクロールなのか、一目でわかる名前であるに越したことはありません。間違っても“山田1号”のような名前にしないように。
名前に続くバージョン表記は、必ずしも必要ではありません。が、このスクロールをネットで配布し、また、必要に応じて改善していくつもりがあるのであれば、新旧を明らかにするために記述することをお奨めします。番号の付け方は次回以降改めて述べます。
〔guide〕は、名前だけでは表しきれないスクロールの機能の説明です。特に【何か】シリーズでは“【何か】センサー”側で指定するパラメーターがどういう意味を持つのかを使い手に伝えないことには利用できませんから、“パラメーター:”以降の説明を手抜きしてはいけません。単に意味を書くだけでなく、単位(上例ではKm/h)も明記するようにしましょう。
〔copryright〕は作者の名前を書く部分です。適当にどうぞ。【何か】シリーズ・ベースキットを使ってスクロールを作ったからといって、ボク=ghostの名前を併記する必要はありません。
〔type〕は、このスクロールをSCRIPTウィザードのどのカテゴリ(その他、から始まる分類分け)に登録するかを示す部分です。ベースキットでは、コメント(//)を付けた状態で主だったものを列記してありますから、適当な行の//を消してください。この例では WIZTYPE_SPEED を選んでいるので、〔速度制御〕のカテゴリに編入されます。WIZTYPE_* とカテゴリの関係については、製品付属スクリプトリファレンスのheaderセクションの項を参照してください。
少し気が早いですが、これを一旦保存し、VRM4インストールフォルダ内のwizardフォルダにコピー(または移動)させてからVRM4レイアウターを起動すると、SCRIPTウィザードからこのスクロールが見えるようになります。
title, guide, copyright, type のそれぞれの要素に書き込んだことが、ちゃんとSCRIPTウィザードに反映されていますね。
今回はここまで。次回は中身を書いていきます。