kNRニュースが報じるところによれば、
啓明氏は「時空間連続レイアウト:桜崎物語」の継続を断念された由、残念ッ!!
否、更新が滞ってるだけですか?
余計なこと論じますけど、遠慮なく続けてくださいね。>啓明殿
さればで御座る。氏は恐らく謙遜も込めて「失敗」と書いておられるものと拝察申し上げるが、拙者、まったく失敗とは思わないので御座候。所以は如何。以前にもかなりの無駄な文字数を費やして論じたことがあるが、VRMはそれ自身に「どのように遊ぶか」という明示的な目的を持たない「オモチャ」である(電車でGoやA列車に運転の完遂や経営の継続といった目的設定があることを想起せよ)。それゆえに、ユーザーはそれを自覚する/しないにかかわらず、何らかの
自発的自己目的化をすることにならざるを得ない。
一方で、自分で目的設定をするというのは想像以上に難しい。そこで一般的なユーザーはネット等に晒されている先行事例を参考にすることになる。ここで注意しなければならないのが、
ネットVRMユーザーがVRMユーザーのすべてではない、という点。ネットにネタを晒しているVRMユーザーというのは、大なり小なり「Webに晒すこと」を目的にしていることが多い。従って、彼等(拙者を含む)の「先行事例」は、実は個人的にVRMを楽しもうとしているユーザーにとっては、筋違いのものである場合も多々あるのだ。
さらに、ネットVRMユーザーには「出来る限りスマートに、クレバーに自分のVRMの楽しみ方を晒したい」という意識が働いていることは想像に難くない。この結果、本来そこにあるはずの試行錯誤の過程や失敗が隠されてしまい、成功した事例だけがネットに晒される傾向は否めない。実際には
試行錯誤の過程こそに学ぶべき点が多いにもかかわらず、だ。
啓明氏が桜崎物語を「失敗」と総括されているのは、ご本人がここまでやろうと思っておられたところに辿りつけなかったからだろう、と推察申し上げる。ここらへん、Webmaster特有のジレンマを感じざるを得ない。刺激的なネタを晒し続けねばならない、という心理の一方で、刺激的なネタを継続するのは存外エネルギーを消費する、つまり疲れる。疲れて止めたことは、その必要はなくとも「読者」に詫びたくなるもの。ま、このへんはまた後日別稿で論じよう。
閑話休題。氏の今回の試みは、水面下で多くのVRMユーザーに良い影響を与えているのではないか、と拙者は信じるので御座る。たとえそれがネットにフィードバックされなくとも、きっと何処かで誰かがひっそりと、啓明氏の試みに続いていることは間違いない。なぜなら、時空間連続レイアウトは、
氏も論じておられた通り、リアル鉄道模型では不可能な(或いは困難な)VRMならではの楽しみ方だからである。
そこで、きっと居るに違いないそのような読者諸氏にお願い申し上げる。啓明氏のこの試みに報いるために、桜崎物語を単なる「失敗」にしないために、どんな形でも良いので、ご自身の試みをネットに晒して欲しい。決して「成功」でなくてもいい。有り体に言えば「失敗」でもいい。その積み重ねこそが、ネットVRM界隈を地味豊かなコミュニティにしていく、唯一無二の方法なので御座る。ネットに晒す手段が手近にない方は、拙者にご相談くだされば可能な限りご助力申し上げる所存にて、遠慮なく
お声がけあれかし。