2005/7/13
人と関わることで生きていかなければならないから
関係に親和感を願っても
それを拒まれる原因が多すぎて
僕たちの人生は危機的になっている
だから毎日がなにかしら緊張と興奮と違和感とトラブルにつきまとわれ
休むことも癒しボックスに逃避しなければ得られなくなっている
僕たちの心は小さな不満と大きな欠落感を抱え
快適さに落ち込まないことで
明暗を研ぎ澄ましてきている
総体はマイナーな過剰の時間と
息せき切った疾駆の空間と
わずかに確保された食事の時間でできている
窓越しに見ている歴史の過程は
通り過ぎながら既に残照のようだ
明るい光に映された僕らの陰は
時代の急流にどんな陰を落としているのだろう
誰もその不幸に気づかなければ
誰も無意識な無意味のままで瀰漫に浸っていられるはずだった
不幸に形を与え
その源流の底に動機を発見し得たなら
誰もが自分の屈折の理由と原因を了解できるはずだ
成分や機能や派生体系は明瞭になっているので
今現にある窓の風景も戯画的だと洞察できている
金切り声を上げる鳥たちや
罠を仕掛ける狩人達も
自然破壊的危機の釜の風景である
私たちは既に寡黙な従軍兵でもなく
支配や権力を畏怖する隷従者でもなく
都合良く寡黙に戦地へと赴く兵隊でもなく
そう簡単には国家や民損の憎悪を理由に
殺戮を引き受けなくなっている
私たちは遠くまで独走してきたランナーのように
屈辱的な想い出や無数の観衆の侮辱を横目に見ながら
数人の伴走車とともにひた走るのである

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