無作為に選んだ二つの映画、日本は’08年の「マジック・アワー」
韓国は’05年の「公共の敵2」を続けて見ました。別に対決など
大げさな事言わなくて良いのですが、たまたま両方、主演の俳優の力量
にかなり左右される映画で、しかもその主演たるや、かなり渋めの
俳優さんなので是非ご紹介を。正確には日韓演技派男優対決などを
書きたいのかも知れません。
息子1が借りてきたDVDは三谷幸喜監督の売れない映画俳優が
知らずに殺し屋に仕立て上げられて起こるドタバタ劇で、ともかく
あの人がこの人がとあきれる位、出来る俳優が次々と出てきます。
主演は佐藤浩市。ボス役に西田敏行。その愛人に深津絵理。彼女に
横恋慕するのが妻夫木 聡。対抗するボスに香川照之。俳優のマネジャー
役で小日向文世。憧れる往年のスターが柳沢慎一。
ただ、名前を挙げても面白くも可笑しくもないですが、
適材適所をネームバリューにこだわらずに起用しましたという
面白さがあると思います。
妻夫木くんは腰の引けた演技(何か男らしくない)と「天地人」で
けなしている私ですが(すみません、ファンの方)、こういう
情けない男にはぴったり。 又佐藤浩市が無駄に男っぽく、又
可笑しく、背中に哀愁漂い、本当に役そのものと思える上手さ
です。往年のスター役の柳沢慎一(忘れもしない池内淳子さんの
元ご亭主ですよね)のなんとも、うさんくさく、品があり
これこそ元美男のじいさまという演技も、絶対見物だと思います。
全編、映画への愛情が溢れる映画。セットも凝りに凝り、
こんなレトロな港町どっかにあるのかなと思う大人の童話。
ネタばれなので、あまり内容を書けないのが残念ですが、
三谷監督の他の映画も見てみようかなと思いました。

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