新春歌舞伎に行ってきました。花道に近い席で
と言うことは桟敷席にも近く、稲穂のかんざしの
正装の芸者さんも見かけ、その観劇姿勢の良さに脱帽。
さすがに目立つ席に目立つ格好で来てるだけの
事はあります。
連獅子に助六・・・お正月らしい華やいだ出し物。
特に連獅子は幸四郎、染五郎父子の情みたいな
ものが、やっぱり出ているような気がして、
何だかすごく惹きつけられました。私染五郎の美しさ
に初めてうっとり。(いや、前もそんな事書いたかも)
谷に突き落とされる子獅子のあどけなさと
言うか、幼さから、いっぱしの若獅子になって
親以上の咆吼を見せる場面まで、若くて
気負いもたっぷり、激しくきりりと、本当、
素敵。最初の場面、牡丹の花をあしらった袴が
幅広で、わっかのスカートみたいに広がる
のが綺麗でした。ももで蹴上げてひらりと
広げるのですが、良いですねぇ。
さて、助六の方のお目当ては福助。揚巻で、その
貫禄、風情、美しさ、もう今一番油が乗りきって
いるのでは。47、8歳くらいですよね。大名の
奥方も良いし、市井の女房も良いけど、遊女も
飛びっきり匂い立つようないい女でした。墨絵を
描いた打ち掛けに、20cm以上の太夫の黒下駄。
シナを作る立ち居振る舞いの一つ一つが、綺麗で
見とれました。ちょっと癖のある声音なんですが、
情感が私にはすごく感じられるのです。好きな役者さん
です。
東蔵が「通人」で出てきて、助六の団十郎に「見たことが
ある。。レジョン・ドヌール貰ったんでしょ」(笑)
股くぐりは、「じゃ、凱旋門通らしてもらいましょ」
ふくさを頭に乗せ、シャネルの5番をふりかけて
くぐった後、裏を返す事にと本当にふくさの裏を返し
兄の方の股をくぐり、あぁひどい目にあった、着物も
汚れてしまい、遊女に嫌われないかしら。。と
散々愚痴り、「そんなの関係ねぇ。。オッパッピー」
とまでやりました。場内大拍手。
今年はどんな年になるのかしら。歌舞伎は、親世代
(60歳台)と子世代(30歳前後)がちょうど
円熟と華やか担当を分け持っているのですごく今
良い時期みたいですね。
全然関係ないですが、香川照之さんが
もし、歌舞伎役者だったらと考えないことないです。
ちょうど、その間を埋める、すごい役者さんになられた
だろうにね。今の香川さんもすごく素敵なんで
変な事言ってすみませんが、福助の相手役に是非など
思ってしまったのでした。

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