2009/10/22

離別(イビョル)  韓国

その昔、娘時代、京都に住んで居た私にも仕事を
通じて何人かの友人が東京に出来ました。皆結構
遊び人でしたので、教育(航空運賃計算ステップ3
4,5)で上京する度、勉強はそっちのけで
夜のトーキョーライフを楽しむことにしていました。

ある日、韓国クラブに連れて行って貰ったのです。
この記憶は実は37.8年間、全く浮かび上がる事がなく、
今晩初めてあっと思い出した訳です。その時かかった
曲がパティ・キムの「離別」でした。すごく気に入った
ので聞くと、この人は天才とも言うべき外国でも大受け
の歌手で、上手でしょうと勧められました。私はただ
物珍しくて、でも他の曲も聴いてみたいと思い、
レコードを買って何度も聞いたものです。

今晩、チョー・ヨンピルの「友達へ」を聞いていて
日本語版では何だか物足りなくてネットで韓国語版を探し
やっぱり、歌詞が日本的にアレンジされているなと
実感。(日本語の歌詞は、若くて斟酌出来ず傷付けた
友人への気持ちになっているけれど、韓国語は
居なくなった友人への直情的な愛情溢れる歌詞で
滅茶苦茶泣かせます)

「チングヨ」というこの歌をご存じない方にはまるで
何のことか分からない話ですみません。布施明とかも
歌っていたようなのでご存じの方も。さて、「チングヨ」は
女性版もあるようなので、聞いてみたらそれがパティ・キム。
広々とした声で、泣き節だけれど友と共有する宇宙を感じる。。。
もっと聞いてみようと「イビョル(離別)」という
いかにもな題名を選んでみたら、それが、あの40年前
の記憶を蘇らせました。あぁ、この歌だ。なんか泣けました。

後にも先にも嫁が来るまで全く縁がなかったと思っていた
けれど、私はやっぱり好きな類の表現だったんだと発見。
そう言えば古い家を2年前に畳むときにあのレコードが
まだあったのです。プレヤーももう無いのでどんなものかも
分からず処分しましたが、吊り目のメイクのふっくらした
歌手のジャケット。その時はどういう経緯で買ったものか
分からず、英語で書いてあったので、韓国との繋がりなど
思い出せませんでした。

さてさて毎日すごいスピードで脳細胞が破壊されて
いるけれど、でも記憶というのは1つの細胞にだけではなく
所を変え、品を変え、刻まれていて、又別のスィッチが
入ったら浮かび上がるものらしいです。 特に音楽は強い
ですね。 老後というのはインターネットという宝箱の
助けもあるし、ちょっと乙なものになるかも知れません。 



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