2009/10/29

私たちの幸せな時間  韓国

空が青くて、秋薔薇が艶々としたビロードの
花を咲かせ、良い季節だなと思います。

韓国映画にも良心的なというか、泣かせる映画
があって、時々ふいを突かれて号泣してしまい
ます。「ユーアーマイサンシャイン」とか
「マラソン」とか、良い映画ですね。今回の
2006年の「私たちの幸せな時間(ウリドレ
ヘンボカン シガン」」も何だか涙腺が最後の
最後に静かに決壊して、泣きました。死刑囚と
元歌手で良家のお嬢さんが、「愛国歌」(韓国の
国歌)の縁で愛し合う。 

愛し合うと言っても、何が出来たか。お互いに
誰にも言えない事を話し、女性は彼の為にやった
事もない料理をして差し入れ(塩辛いと言われる)
海や街や、お菓子や山を撮ってポラロイド写真を
何枚も渡す。ポラロイドとわざわざ言うのは、
あの何とも言えない写真のボケ具合(すみません)
四角い形態に味がある。その下に書く場所がありますね。
「木曜日、10時から11時」
「私たちの幸せな時間」と書いて泣かせます。

男はガラスを削って綺麗な十字架を作って
首に掛ける。慈愛に満ちた刑務官がその時だけ
手錠をはずす。次の面会日は誕生日なので、
ナイキのシューズを買う約束をする。果たして。。

何かに反対するとき、声高に叫ぶのも良いですが、
これは本当に静かな死刑反対の映画でしょうね。
この男性は本当に死刑なのか。人間は変わりうる。。

カン・ドンウォンは、「彼女を信じないで下さい」
で大いに笑わせた人ですが、ここでは方言丸出しの
囚人服姿で、格好良さとは無縁の役。でも体躯と
言い、目が利いて素直に惜しいと思わせます。
イ・ナヨンは細身で神経質、15歳の時に心の
傷を負った女性を丁寧に丁寧に演じて好感度大。

結構、毒々しかったり、甘ったるかったりする
韓国ものですが、「砂時計」「初恋」「糟糠の妻クラブ」
など、はぁと感心するものも多いです。この映画も
細部まで非常に凝ってあって抑制がきいていて好き
です。大韓民国の国歌、1番は覚えました。
白頭山とむくげの花がキーワード。ウリナラマンセー
(我が国、万歳)ですね。

フランス語も習ってまもなく、ラ・マルセイエーズ
に遭遇しました。これでやっと韓国語も第一コーナー
を曲がったかなと思います。


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