とても嫌なことがあって疲れ果てた朝帰り、地下鉄を降りて地上に上がると外はもうアサ。
沈んだ心に朝の光が眩しい、そう思った瞬間に耳もとのiシャッホーから「SWEET JANE」のあのキラキラした音のイントロが流れて思わず泣きそうに(それにしてもこないだダウンロードした「SWEET JANE」、ローデッドかららしいけどどう考えても最後の部分、違うテイクの演奏・歌がられてる。なぜだろう?)(細かいことを気にしすぎ俺?)(VU関連再発事情にうといくせに)(まあそれはおいといて)思わず泣きそうになった。
スウィート・ジェーン
(詩・曲/ルー・リード)
スーツケース片手に街角に立ってる
ジャックはコルセット、ジェーンはベストを着てる
俺はといえばロックンロールバンド
こんな街さっさと出たいよ、ジム
世の中すっかり変わってしまった
昔の詩人はちゃんと文法の勉強をしてたし、女たちは目を回してたものさ
スウィート・ジェーン
おお、スウィート・ジェーン
ふたりのことをもうちょい話そう
ジャックは銀行家でジェーンは事務員
ふたりとも貯金に余念が無いのね
彼らは仕事を終わって家に帰ると暖炉のそばに座る
そうすると、クラシックばっか流すラジオから「木彫りの兵隊のマーチ」が聞こえてくるんだ、ジム
つまり小市民らしく、つつましい暮らしをしてるわけだよ、ジム
反抗的な若者の君にだってジャックがこう言うのが聞こえてくるだろう、いいかい?
「愛しいジェーン」
スウィート・ジェーン
おお、おお!
スウィート・ジェーン
踊りに出かけるのが好きな人もいれば、生活のために働かざるをえない人もいる
俺みたいなね
「世の中、何もかもが汚らしいものでできあがってるのよ」
意地の悪い母親いわく、女の人がホントに気をやることなんてありえ無い
悪人たちはいつも悪だくみで目くばせしあってる
顔を赤くするのは子供だけじゃない
それに人生ってのはただ死ぬためだけにあるんだって
まあ要するに、ろくなもんじゃねえってことですよ
けど、そうだとしても
心ある人は、それをぶち壊すことなんかできないんだから!
一度人生の役割を演じてしまったら、それを嫌になんかなれやしないんだから!
もっと言えば、ロックなノリ持ってるやつは後ろを振り返んない
ラ〜ララ〜、ララ〜ラ〜
ラ〜ララ〜、ララ〜ラ〜
スウィート・ジェーン!
スウィート・ジェーン!
スウィート・ジェーン!
スウィート・ジェーン!
(意訳/ジョー・リード)
・・・嫌な一日だった。
心も体もクタクタ、いますぐ寝たい。
ほんでもう日が沈むまで目を覚ましたくない。
そんな気分にルー・リードの歌がとてもフィットする。
「SWEET JANE」はルー・リードがベルベット・アンダーグラウンドに居た頃、最後に出したアルバム「ローデッド」に入っており、その後も数十年に渡り、ライブで演奏され続けてる彼の代表曲だ(モット・ザ・フープルやイーターやカウボーイ・ジャンキーズもカヴァしてましたね)。
70年代のルー・リードは倒錯したセックスや麻薬、暴力など反社会的要素のスーパーマーケットみたいなイメージで鳴らしてて、10代の終わり頃の自分はそうゆうところに惹かれてた。
(余談ですが10代でもっとも良く聴いたアルバムはルー・リードの「ベルリン」)
その当時読んだ「SWITCH」という雑誌で佐野元春が「ルー・リードの歌は都市生活者のためのフォーク・ソングなんだ」と語ってて「どういうことよ?」と思ったのを覚えているが、その真意が今になってようやっとわかった気がしたのです。
朝の来ない夜は無い。
つけたし:ベルベッツのシングル7枚組ボックスセット(しかもテイクちがいばっかし!)がなぜかサンデイズドから発売!!おだやかじゃねえ!!
以上。

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