2010/5/30
ローリング・ストーンズという孤独 Rock N Roll
黄金期を支えた名ギタリストであるミック・テイラーが脱退し
て 新たにギタリスト探しをしながら録音が進められた76年
のLPだ そんな過渡期の作品だったせいか 全体に漂う隙間
が 切ない
メンバー全員が未来を前に立ち尽くしているような印象を受け
る この録音が始まった時 ミックもキースもすでに31歳
世界一のロック・バンドになった
使い切れないほどの金を稼いだ
好きなだけ女と寝た
シャンペンの風呂にも入った
俺たちを知らない奴は いない
しかし 自分の子供に不倫をなじられるという設定の「愚か者
の涙」に ミック・ジャガーの迷いが投影され
ハンナ・ハニーという女の子を巡る回想録とでも言うべき
「メモリー・モーテル」に 彼らが通り過ぎてきた歳月が染み
渡っている
(拙者著の『my favorite of UK Records』より)
て 新たにギタリスト探しをしながら録音が進められた76年
のLPだ そんな過渡期の作品だったせいか 全体に漂う隙間
が 切ない
メンバー全員が未来を前に立ち尽くしているような印象を受け
る この録音が始まった時 ミックもキースもすでに31歳
世界一のロック・バンドになった
使い切れないほどの金を稼いだ
好きなだけ女と寝た
シャンペンの風呂にも入った
俺たちを知らない奴は いない
しかし 自分の子供に不倫をなじられるという設定の「愚か者
の涙」に ミック・ジャガーの迷いが投影され
ハンナ・ハニーという女の子を巡る回想録とでも言うべき
「メモリー・モーテル」に 彼らが通り過ぎてきた歳月が染み
渡っている
(拙者著の『my favorite of UK Records』より)

2010/6/3 13:31
投稿者:obin
2010/6/3 9:12
投稿者:KT
おはようございます。
なるほど。あのテーマは、指定された物なのですか。それは認識違いがありました。しかし、読者として今までとは別の(少しでも)角度から、スポットライトが当てられるのは嬉しいものです。う〜ん、この話をまた焼直すか〜?というのを見せられとガッカリする事もありますよね。ちなみに、マスターとの会話は日中、素面でした。
なるほど。あのテーマは、指定された物なのですか。それは認識違いがありました。しかし、読者として今までとは別の(少しでも)角度から、スポットライトが当てられるのは嬉しいものです。う〜ん、この話をまた焼直すか〜?というのを見せられとガッカリする事もありますよね。ちなみに、マスターとの会話は日中、素面でした。
2010/6/3 1:24
投稿者:obin
KTさん、お気持ちは大変ありがたいのですが 他の執筆者の方々が
書かれた記事もぼくは興味深く読みました
ひとつの特集のなかで誰が何をテーマに書くか どんな役割を果たす
のかといったことは ぼくらライターに選択肢があるわけではなく
編集者が決めることなんですね だから実際にこっちも違うテーマで
書いてみたかったなんていう現実は 結構あるんですよ
ストーンズという怪物バンドをめぐって 『EXSILE』というとてつも
ないアルバムに関して 時代性から考証していく大きな視点からの
文章も 「ストーンモービル」のような細かくマニアックなネタを
追いかける記事も 同じように大事だとぼくは思っています
むろん酒席での半分冗談みたいなニュアンスだったのでしょうが
そこら辺の事情を汲んでいただければ ありがたいです(小尾)
書かれた記事もぼくは興味深く読みました
ひとつの特集のなかで誰が何をテーマに書くか どんな役割を果たす
のかといったことは ぼくらライターに選択肢があるわけではなく
編集者が決めることなんですね だから実際にこっちも違うテーマで
書いてみたかったなんていう現実は 結構あるんですよ
ストーンズという怪物バンドをめぐって 『EXSILE』というとてつも
ないアルバムに関して 時代性から考証していく大きな視点からの
文章も 「ストーンモービル」のような細かくマニアックなネタを
追いかける記事も 同じように大事だとぼくは思っています
むろん酒席での半分冗談みたいなニュアンスだったのでしょうが
そこら辺の事情を汲んでいただければ ありがたいです(小尾)
2010/6/2 20:18
投稿者:KT
ジミ−・ミラーの記事、本当に興味深く読ませて頂きました。彼の事は、ストーンズのプロデューサーだ位の認識しかなかったので、読み進む内に、心の中で唸りましたよ。知らんかったなぁ(笑)。今日、御茶ノ水のWSCのマスターと小尾さん以外の記事は「わざわざ書くほどの物じゃねぇんじゃねぇの?」とガラの悪い会話を交わした次第でございます(笑)。あ、内緒ですよ。
自分の書きたいものを書くというよりは 編集者が求めるものに
いかに沿って書けるかで技量が試されるのです 自分の著作だと
また話は別ですが 音楽雑誌の場合はまず「こういうテーマで書い
てください」と 編集者から依頼されるのが通例です
そんな編集者とライターとの関係は 監督と選手との関係に似てい
るかもしれませんね 適材適所に選手を配することが出来る人は
名監督でしょうし 与えられたポジションでベストプレーをすれば
いい選手と讃えられる それと基本的な構造は同じです いずれに
しても いい試合を作ることが出来ればいいチームだと信頼されま
すし 観客に満足してもらえれば これにかなう喜びはありません
そんなところでしょうか