東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2010/5/31

#9 dream  Rock N Roll


「今 三十五歳になって映画『ウッドストック』をみてしみじみ感じる
ぼくはあの頃この映画の何をみたかったのかを
それはまぎれもなく四十万人の観客をみたかったんだ」

(鈴木博文『九番目の夢』新宿書房 1991年より)

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クロスビー&ナッシュ77年のライヴ作は ザ セクションの
選抜組にドラモンドとリンドレーが合流した力強い演奏が聞
きどころ ジャケット写真も ”聴衆たちとともに” という
彼らの思いを 高らかに告げている



2010/6/1  2:36

投稿者:obin

レシーブ二郎さん、コメントありがとうございます
少しだけ世代が違うと探すのもなかなか大変、、、そうした
苦労は解るような気がします もっとも実際ここで聞ける音楽は
”いつでも新譜”みたいな新鮮さに満ちていますね

彼らの反捕鯨に関するメッセージには いささか疑問を持つ私
ですが 動物や食に対する文化や審美眼の違いは考慮しなければ
ならないと思っています

ところで クリス デューシーをお持ちなんですね!
いやあ嬉しいなあ  グレイトなアルバムどす(笑)
これ一枚で消えてしまったのが惜しい人です
リマスターCDなんて いつか期待したいものです

2010/5/31  21:30

投稿者:レシーブ二郎

自分C&Nを好きになった1982〜3年にはabcから出たアルバムは全部廃盤だったように思います。この盤は神戸の小さなレコ屋でカット盤で見つけました。まだ高校生だったと思いますが、見つけたとき、とってもうれしかった記憶が残っています。

下のクリス・デューシーのアルバムを入手したのは結構最近ですが、とても好きな一枚です。

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