東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2010/8/3

John Cameron Fogerty  

今日は来日記念という訳でもないんですが
ジョン キャメロン フォガティの7'sを少しばかり
紹介しましょう

大地の匂い 逞しいヴォイス 南部音楽のミクスチュア
まさにアメリカンの息子というに相応しい
クリーデンスの昔からずっと 私の偶像であり続けています

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75年のセカンド ソロからのシングル カット
今やロック アンセムの標準となった感もある デイヴ 
エドモンズも録音を残した B面はフランキー フォード
のニューオーリンズR&B「シー クルーズ」
こちらはグレン フライがフッド=ホーキンズのリズム
隊で吹き込んでもいる

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84年の『センターフィールド』からの粘り腰のブルージー
なロック カップリングされた「Big Train From Memphis」
も人気が高い佳曲で さながらキャメロンの南部への挨拶
といった風情がある

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スリーヴの裏写真も ファンには嬉しいものだった

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やはり84年のアルバムからのシングル カット
アッパーなメロディは悪くないのだが チープな演奏がやや
残念 シモンズなんて使うな

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裏面は永遠のベースボール讃歌 ディマジオ選手の名前も
歌い込まれた なおここまで紹介した6曲はキャメロン
が一人で多重録音をしたものだった 
だから シモンズなんて使ってくれるなって(笑)

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86年の『ゾンビ』アルバムからのシングル「Changing
The Weather」
ジョン ロビンソン(Ds)などのしっかりした演奏が加わり
キャメロンは宅録趣味から解放されることになった
ボビー キングやテリー エヴァンズなどライ クーダーの
コーラス隊も加わり ゴスペル風味を醸し出す

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B面はロッキン シドニーの「My Toot,Toot」で
アルバム未収録
当時チトリン サーキットを賑わせていた「Toot」旋風の
余波はこんなところまで押し寄せていたのだ
確かオーギー マイヤーズも録音したと記憶する(シングル
盤が見つかりません)
なお”Toot”現象に関しては エル テッチさんのlog
http://fanblogs.jp/eltetti1/
を参照にしてみてください

版権問題が揉めて 一時はクリーデンス時代の自作曲
を演奏出来ないという苦渋を舐めたキャメロンですが
その裁判もクリアになり いいバンド仲間にも恵まれ
盗まれたギターも戻ってきたと伝え聞きます

09年の最新作はむろん素晴らしい出来映え
私の昨年のベスト アルバムでした

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2010/8/4  14:39

投稿者:obin

嬉しいお言葉、ありがとうございます
精一杯がんばってみます!

2010/8/4  10:17

投稿者:NOAH

MOTOのベスト楽しみにしていましたが

OBIさんのライナー、楽しみがまた増えました

そのアーティストの理解者が書いてくれるのが一番だと思います

きっと素敵な選曲になり素晴らしい言葉が添えられるんだろうな・・・

http://asakusa-kingyo.at.webry.info/

2010/8/3  22:45

投稿者:obin

キャメロン・クロウという素晴らしい映画監督もいますので
つい自分は 彼をミドルネイムで呼んでしまいます

各種コンピレーションなど この手はCDの充実に感嘆させられるのですが
コツコツと7'sを集めるのも また楽し! です^0^

2010/8/3  12:57

投稿者:エル・テッチ

obinさん、どーもです。
John Fogertyの記事、たった今読みました。
彼のことをキャメロンと呼ばれているのが新鮮です。
そして、もちろん、お宝7インチ・シングルの数かずの紹介は、よだれが出そうです。
obinさんにとって、ヴィニール盤は、いつまでも現役であり続けているんですね。
尊敬します。
私は、レコード・プレイヤーを処分してしまってから、もう何年にもなります。
ただ、最近、Obinさんやフタミジュンさんに、色々とご教示いただく中で刺激を受け、LP棚のほこりを払って、古いLPを探す機会が増え、見つけたアイテムが聴けないことを、ひどく残念に思っています。現在、低価格のプレイヤーを物色しているところです。
CDでさえ、持っている事実を忘れているものが多々ありますが、LPとなると、「おおっ」と驚きの声を挙げることも、しばしばです。
実は、今回のobinさんの記事を読んで、また「降りて」きています。Johnネタです。できれば、今晩か明日には書いて、アップしたいと思っています。
最後に、またしても、私の稚拙なブログへの誘導をしていただき、ありがとうございます。心から感謝します。

http://fanblogs.jp/eltetti1/

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