2007/2/4
佐藤奈々子〜都市の気怠い午後のこと
本当に久しぶりに佐藤奈々子の歌声を楽しんでいる
ラジオで何度か耳にしていたとはいえ
アルバムを通して聞くのは 恥ずかしながら今回がはじめてのことだ
なにせ彼女がデビューした頃 僕は20歳にもなっていなかったのだから
ガキが背伸びするような音楽として 躊躇していたこともある
当時 僕が夢中になっていたのはブルース・スプリングスティーンの
「闇に吠える街」であったりしたのだから
奈々子の音楽に流れているのは古いジャズの揺らぎ感であり
ジム・クエスキンとラヴィン・スプーンフルが共演したような心地佳さであり
当時隆盛を極めていた荒井由実的な洋楽の匂いであったり
そして ダン・ヒックス&ホット・リックスの少し生意気な後輩といった風でもある
でも 今こうしてじっくりとCDを聞くと
彼女もまた 街や都市にコンセプトとアイディアの源泉を求めていたことが
よくわかる
勝手な想像をさせて頂ければ
奈々子の音楽にはヨコハマの匂いがする
未だ たまにヨコハマに遊びに行ったりするだけで緊張してしまうのは
きっと船に乗って上海に乗り込んでいった戦前のジャズメンの物語や
多くの嬰児(言うまでもなくアメリカ兵と日本人の間のことだ)が埋められている
墓のことが 強烈な追体験となっているからかもしれない
舶来文化という言葉が懐かしい
そんな言葉が輝いていた時代が かつてあった
確かに存在した
奈々子の歌はその跡地を彷徨っている
むろん甘いスウィング・ビートを織り交ぜながら
遠い波の音を聞きながら
(付記)
奈々子が音楽活動を再開するきっかけになったのが
ニール・ヤングの「ハーヴェスト・ムーン」のアルバムだったそうだ
ちょっと彼女との距離が埋められた気がした
ラジオで何度か耳にしていたとはいえ
アルバムを通して聞くのは 恥ずかしながら今回がはじめてのことだ
なにせ彼女がデビューした頃 僕は20歳にもなっていなかったのだから
ガキが背伸びするような音楽として 躊躇していたこともある
当時 僕が夢中になっていたのはブルース・スプリングスティーンの
「闇に吠える街」であったりしたのだから
奈々子の音楽に流れているのは古いジャズの揺らぎ感であり
ジム・クエスキンとラヴィン・スプーンフルが共演したような心地佳さであり
当時隆盛を極めていた荒井由実的な洋楽の匂いであったり
そして ダン・ヒックス&ホット・リックスの少し生意気な後輩といった風でもある
でも 今こうしてじっくりとCDを聞くと
彼女もまた 街や都市にコンセプトとアイディアの源泉を求めていたことが
よくわかる
勝手な想像をさせて頂ければ
奈々子の音楽にはヨコハマの匂いがする
未だ たまにヨコハマに遊びに行ったりするだけで緊張してしまうのは
きっと船に乗って上海に乗り込んでいった戦前のジャズメンの物語や
多くの嬰児(言うまでもなくアメリカ兵と日本人の間のことだ)が埋められている
墓のことが 強烈な追体験となっているからかもしれない
舶来文化という言葉が懐かしい
そんな言葉が輝いていた時代が かつてあった
確かに存在した
奈々子の歌はその跡地を彷徨っている
むろん甘いスウィング・ビートを織り交ぜながら
遠い波の音を聞きながら
(付記)
奈々子が音楽活動を再開するきっかけになったのが
ニール・ヤングの「ハーヴェスト・ムーン」のアルバムだったそうだ
ちょっと彼女との距離が埋められた気がした
2007/2/5 17:53
投稿者:obin
2007/2/5 9:58
投稿者:taniyan
マリア・マルダーが我々(OCB)のアイドルだった時(1976,7年頃)参加した野外コンサートで奈々子ちゃんのステージをメンバー全員で見ながら「かわいいね」「マリアみたいだね」って話してたのを思い出しました。
そうですか デビューした頃の奈々子と
一緒のステージも経験されているなんて
羨ましい限りです
また飲みましょう!