東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2007/4/16

4月15日  

7時起床 10時より執筆を開始する
今日はすべてリトル・フィートのアルバム評を数点

日曜日のざわめきが果てしなく「仕事」の意欲を奪っていくので
夕方 地元の江古田を歩く
某新興宗教系政治団体の選挙演説が実に厚かましく
「おまえらなんか大嫌いだ!」と つい絡みたくなる

大好きなワンインチ・ロックで
フェイシズ71年のブートレグと
ロン・ウッド「ナウ・ルック」のCDを
2枚でわずか1100円^0^

帰り道に毎日新聞の日曜版を買うのが俺の趣味
「日向ぼっこが俺の趣味」とは 愛するキンクスの
RCAイヤーズの邦題である

   僕はただ日向に寝そべって
   夏服を着たお嬢さんが通り過ぎるのを見ている
   (レイ・デイヴィス「日向ぼっこが俺の趣味」)

素晴らしい! 栄枯盛衰を滲ませた達観もあれば
最近のアキバ系ではないけれど
ちょっとモラトリアムな青年のつぶやきも見て取れる
そんな主人公に果てしなくシンパシーを感じる僕もまた
企業社会から落ち零れていった

確か 中村とうようさんが名物コラムで書いていた
「このまま銀行員をやっていたら 僕はたぶん最低の
人生を過ごしただろう」
そんな青さを 真に受けてしまった48歳の愚か者
それが僕だ

「勝手な思い込みだけで生きていけるなんて思うなよ」という
自問や 他者のありがたい忠告もあった
それでも 「勝手な思い込み」さえ許されないとしたら
それは何て 窮屈な世の中なんだろうと思う

焼き鳥屋から香ばしい匂いが漂ってきた
塩にしますか? タレにしましょうか?
どっちでも大丈夫だよ きみらしくあれば

「ウー・ララ」でも一緒に歌いましょうか
御同輩!














 


 




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