東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2007/5/18

5月18日  

朝6時起床
朝食後 連ドラ「どんど晴れ」〜「さくら」を見て
早速 原稿に着手
毎日しているこの午前一杯の原稿が肝で
今日も快調 はかどる はかどる
同業者は圧倒的に夜型が多いのだが
この時期の朝は とくに気持ちが良い

午後は新宿の友人宅へ
相当な読書家である彼の本棚は
経済 思想 詩集 落語 野球 映画 古典文学 現代文学
音楽 など
きちんと整理され壮観である
彼の歴史の蓄積だ


引っ越しを機に 一部を手放すというので
僕が馳せ参じた次第
辺見庸 丸山眞男 そしてバイロンの詩集など
約40冊ほど選ばせて頂いて梱包し 送料を支払う
明日には 僕の家に届くはず

彼が本に引いた
ラインマーカーや付箋を見ていると
自分の昔を思い出す

For The Rest Of My Life

残された人生のなかで
僕は なるべく読書をしていきたい
僕は 時間を買ったのだから











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