2007/6/16
6月15日〜ズミズミ、上等
池袋リブロにて
桐野夏生さんのサイン会に列を連ねる
僕よりずっと先輩の方だが
その凛とした佇まいが 圧倒的に素晴らしい
彼女の目を見て
今日どうしても言いたかったフレーズを僕は口にした
「ズミズミ、上等」
ありきたりの賛辞ではないことを言われた
桐野さんの顔が 一瞬にして柔らかくなるのがわかる
作家とはそういうものであり
その素直さにおいて僕らとの距離はない
彼女の最新小説「メタボラ」を読めば
「ズミズミ、上等」という一言の
切なさも 尊厳も解る
誰かが自分を肯定してくれることほど
この世の中で美しいことはない
小説のなかで 死にかける彼は
旧友に言うのだ
「ズミズミ、上等」
僕も誰かに
「ズミズミ、上等」と言える男になりたい
桐野夏生さんのサイン会に列を連ねる
僕よりずっと先輩の方だが
その凛とした佇まいが 圧倒的に素晴らしい
彼女の目を見て
今日どうしても言いたかったフレーズを僕は口にした
「ズミズミ、上等」
ありきたりの賛辞ではないことを言われた
桐野さんの顔が 一瞬にして柔らかくなるのがわかる
作家とはそういうものであり
その素直さにおいて僕らとの距離はない
彼女の最新小説「メタボラ」を読めば
「ズミズミ、上等」という一言の
切なさも 尊厳も解る
誰かが自分を肯定してくれることほど
この世の中で美しいことはない
小説のなかで 死にかける彼は
旧友に言うのだ
「ズミズミ、上等」
僕も誰かに
「ズミズミ、上等」と言える男になりたい