東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2008/6/16

6月16日  

九州にお住まいのレシーブ二郎さんが
拙書をblogで取り上げてくださいました

丁寧に読み砕き また感じ取っていただき
ありがとうございます
ご自身の視点もきちんと活かされていますね

二郎さん、お会いする機会があれば
お酒でもぜひ^0^

http://blog.livedoor.jp/gentle_soul/archives/51440292.html#comments





2008/6/16  23:58

投稿者:obin

いえいえ とんでもありません
かえって本の内容を知らない方も
白紙のまます〜っと入っていける
文ではないでしょうか

自分の音楽体験と照らし合わせながら
丁寧に言葉を扱い 書き留めることが
出来る人は 素晴らしいと思っています

オビ

2008/6/16  22:33

投稿者:レシーブ二郎

今日はやけにブログの来訪者が多いなぁと思ったら、obinさんがここで取り上げてくれていたんですね。私の駄文に対し、こんな風にコメントしていただいて汗顔の至りです。

自分はブログをはじめて3年になりますが、自分で当時感じていたことを思い出す材料としても使っています。文章はひどいもんですが、少しずつ読んでくれる方が増えて、それなりに充実感を感じています。

いつか、上京できた折には、ぜひ。

2008/6/16  13:43

投稿者:obin

開設以来 初めて自分レスします(笑)

二郎さんのこうした紹介文に感じられるのは
やはり愛情や想像力だと思う
文章というものは怖いくらい
正直なものであり
単なるおべんちゃらや「気乗りしないけど
とりあえずしょうがないから紹介して
おくか〜」といった態度のものは
言葉の端端に感染していくし
読者がすぐに見破ってしまうものだ

それが賞賛であれ批判であれ
真剣に丁寧に書かれたものであれば
人はその文を読み解こうとするでしょう
その意味を聞き取ろうとするでしょう

しかしこうなるとプロとかアマとかって
もはや関係ないですね(汗)
レビューって雑誌で読むものだと
僕も長らく思っていましたが
こうして別の回路で先日の羽田野さんや
二郎さんの見解が読めるっていうのは
ネットの良い側面のひとつかも






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