東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2008/8/11

判る奴は  

編集方針も作者の意図も
きちんと汲んでくれる

どうもありがとう

http://blog.livedoor.jp/yamadacake/




2008/8/12  5:35

投稿者:てるきん

obinさま
 私はここでエリック・カズやグラム・パーソンズを知り、リチャード・マニュエルやロニー・レインの良さを教えてもらいました。
 おっしゃる様にいい店との出会いがあってこそ、音楽への思いが深化していくんですね。
 私もこのタイプの店は地方からの情報発信源(レコード界の松下村塾?)はレコードコレクターがいる限り生き残ると思います。

2008/8/11  19:06

投稿者:obin

時間を忘れて思わず長話しをしてしまうような
レコード店ですね
思えば いい店との出会いがあってこその音楽体験
というのが まさに自分史でした
そんなお店(対面販売)が次第に消えていくのは
何とも寂しい限りですが 長いスパンで見れば
しぶとく生き残るのは こういう店かもしれません

2008/8/11  18:31

投稿者:てるきん

obiさま
 私の尊敬するレコード店店主もこの様なコメントを残していますよ。
 分かる人には分かるのです。
 理解者はいっぱいいますよ!

http://www.geocities.jp/kingbiscuit_records/recommend/200808.html

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