東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2008/9/19

この世はすべて金次第  

なのは資本主義の社会に於いて至極当然であり
いま骨の随まで感じていることでもあるのだが
食べ物が金持ちのための金儲けの道具として使われているという現実は
やはり本末転倒じゃないかと思う
そうした拝金主義に痛みを感じるかどうかは結局その人間の想像力や審美眼に
かかっているとしても
証券をフローさせておいて焦げ付いたからといって
公的資金援助を求めるっていうのは
レベルとしては 金に困った道楽息子が親に泣きついているのと同じなのだ
社会の木鐸たる大新聞/マスコミはどうしてそういう当たり前のことを書かない
のだろうか? 

トウモロコシを作っている人が普通に偉いのであって
トウモロコシをギャンブルの道具にするのは
仕事というよりはペテンでしょう

根拠のない希望とやらも罪深いと思うが
根拠のある絶望というのもある


行き過ぎた資本主義に関する歌は
ルー リード「ストロウマン」でも参考に

世の中 大嫌いです



2008/9/22  23:58

投稿者:obin

ホリエモンかあ、そんな人もいましたね 彼が逮捕
された時 私はちょうど入院先の病院の応接室でそ
のニュースを知り 人生を考えてしまいました
質実剛健という言葉やそれを想起させる音楽が好き
ですが そんな風土をないがしろにするような気配
には疑問を感じてしまいます 
一応弊blog  お陰さまで満2周年です

2008/9/22  19:58

投稿者:Fineline

奢れるものは久しからずか、リーマン・ブラザーズからニッポン放送およびフジ・サンケイグループ買収のための資金提供を受けたホリエモンは哀れな運命を辿り、そのリーマンも悲惨な末路を迎えました。天網恢々にして粗に漏らさずと言いたいところですが、リーマンの社員は次々とヘッド・ハンティングされて何も困らない様子。また、これら以上の巨悪がまだまだ跋扈しているのが世の現状。この先どうなることやら。

2008/9/20  21:44

投稿者:obin

そうですね〜、 路傍さん
私なんか古い人間だからやはり投資っていうのは仕事
というよりは賭け事、実を伴わない博打だと思ってし
まうわけですわ
一番偉いのは実際にトマトやミカンを作っている人
であって それを投機対象にし価格をつり上げてい
くというのは仕事とは呼べないような気がします






2008/9/20  17:45

投稿者:路傍の石

どこぞの証券会社の広告で、「リスクを取るのが大人の生き方」みたいなコピーがあって、馬鹿野郎と思いました。全財産を奪われるかもしれないと知って、誰が好きこのんでそんな生き方を選ぶんだと!?わが国においては、アメリカ型資本主義経済の発展を後押しする政府もマスコミも共犯だと思います。

日本の国民は今こそリーマン・ブラザーズ破綻の顛末に目を向け、自分の足元に照らしあわせて深く考えるときだと思います。そして、決して竹中某の詭弁に惑わされてはいけない!と。

http://blog.livedoor.jp/mickbanzai/

2008/9/20  9:51

投稿者:obin

こんなに人々の尊厳を集めているのにどうしてこの人
はこんなに貧乏なんだろう? と思わせる音楽家も意
外に多いですね 兼藤さんから聞いた話しなのですが
ジェシ エド ディヴィスなども本当にそこら辺にあ
るような古アパートに住んでいたそうです(少なくと
も晩年は)
いずれにしても優れた表現が資本に取り込まれていく
ことの繰り返しがポピュラー音楽の歴史というか宿命
だとしたら そのなかで矜持を保つことがいかに困難
かは言わずもがなです




2008/9/20  6:39

投稿者:宮本望

小尾さん、ごぶさたしてます。

ある社会学者の発言で 「ラップやヒップホップに惹かれるのは、それが抑圧された人間たちによる表現だから」 というのがあって、ぼくはけっこう納得してしまいました。おおむねブラックミュージックの場合、それこそデューク・エリントンの時代からこの構造は変わらないわけで、つまりは、閉塞的な状況が豊かな表現を生産している現実もあるのだと思います。

なんだか、いつも暗い話題が多いですね。たまには呑みに誘ってください。ではまた。 宮本望

http://www.myspace.com/miyamotonozomu06281972archives

2008/9/20  6:21

投稿者:obin

日本の企業なんかにしてもバブル以降、人件費を圧縮して
生き残りを計り 派遣やバイトあるいは日雇い人口が
増大しました あるいは中高年層の首切りとか
一見逃げ切ったかに見えても大きなスパンで考えれば
将来の人材育成を怠ってきたわけであり そのツケは
やがて回ってくるでしょう
投資にしても「低負担高配分」なんていう幻想を未だ
振りまいている輩と信じている馬鹿どもが多いのに唖然とします 


2008/9/19  21:44

投稿者:Almost Prayed

おっと、↓の訂正です。

(誤)>「酢タックス・レコード物語」
(正)>「スタックス・レコード物語」

「酢タックス」では、これではまるで食品企業ですね(笑)。果たしてカラダに良いのか「酢タックス」(笑)。

2008/9/19  21:40

投稿者:Almost Prayed

ところで、ロブ・ボウマン/著「酢タックス・レコード物語」はすでにお読みになりましたでしょうか? 音楽を作りたくて始めた地方の極小企業が、その後は資本主義と巨大企業の論理と方略に翻弄され、最後はズタボロになって経営破綻する、という話は、おおまかな流れとして知ってはいても、本を読むと改めて何ともいたたまれない気持ちになりました。スタックスの場合は黒人の地位向上という使命感に駆られていた部分が大きかったにせよ、どんな業種でもそうでしょうが、企業として大きくなるにせよ、やはり自らの基盤を着実に見据えることが大事ということでしょうか。巨大企業の「多量のカネでさらなる多量のカネを儲ける」、そして「人間をひとつの部品のように使い捨てる」姿勢、それがいかに世界のあらゆることをメチャクチャにしていることか・・・ うんざりです。

そして、「自由競争」と「適者生存」の名のもとに、現在は膨大な数の「負け組」が増え続けています。バーバラ・ダーレンライク/著「ニッケル・アンド・ダイムド:アメリカ下流社会の現実」を読むと、アメリカの「貧困な労働者」の出口のない現実と、現在の日本の社会状況があまりにも似通ってきたことをまざまざと感じます。興味がございましたら是非ともご一読ください。話題からだいぶ外れてしまいましたがご容赦ください。

コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ