東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2008/12/17

最近の原稿から  nothin but the blues

『大人のロック』冬号のエリック クラプトン特集に
アンケートとして 好きなアルバムを選び
その理由をお答えしました

『レコードコレクターズ』1月号の
マイケル ブルームフィールド特集に
彼のヒストリー原稿「ロック黎明期に時代の寵児と
なった” 忘れられた天才ブルース ギタリスト”」
を書きました

この細々とした営み(苦笑)

いずれも発売中
よろしかったら読んでみてください

今日はずっと雨
憂鬱です
自分の思っていることを素直に言えない人が
増えたような気がします
そういう人たちは取り繕うことが
カッコイイとでも思っているのでしょうか

これから風呂入って
焼酎でも飲むか
ああ ブルースな人生(苦笑)

http://www.moto.co.jp/coyote/critics/01.html





2008/12/20  20:01

投稿者:obin

路傍の石さん

おっしゃる通り 巧拙ではないですね
私なんかいつも無口で もっと喋ろと怒られるくらいですから(笑)




2008/12/20  18:08

投稿者:路傍の石

> 自分の思っていることを素直に言えない人が
増えたような気がします

それはとどのつまり、自分が感じたことを言葉で伝えられる、もしくは伝えようとする人が少なくなったということなのかもしれません。言葉といっても巧拙は問わない。正面から対話しようとする姿勢がその人の言葉を生むのだと思うんですが。

取り繕うというのは、シャイな日本人だからということばかりじゃないと思いますね。見て呉れ・体裁こそが大事だという現代日本の風潮に流されてのことなのか?今の世の中は以前の日本と比べても不可解なことだらけですね(苦笑)。

2008/12/19  13:34

投稿者:obin

こんにちわ ハムやん
拝読サンクスです
やはり ”あの” アルバムでしょう

ダブルスタンダードが当然のような
劣化した社会に何かと息苦しさを感じる
今日この頃です







2008/12/19  11:40

投稿者:ハムやん

こんにちは!

レコードコレクターズ誌は買いましたが、未だ読めず
でも、大人のロックは拝見しました
ならではのセレクションですね^^
思わずニンマリです

自分で思ってることを言えない人、確かに多いですね
某SNSにもそういう人が多くて、コミュニケーションが取り辛いです

で、こちらが言えば陰でコソコソと始める始末
嫌になってしまいますね

また小尾さんとお酒が飲みたいです!

2008/12/17  21:48

投稿者:obin

宮本くんにはいつも
柔らかい心の流れのようなものを感じます
昨年も今年も ”小尾バッシング” があり
心根に影を落とさざるを得ない時もありました

佐野元春の『the circle』『the sun』そして
『coyote』といったアルバムが
そんな僕を救ってくれました

いつでも飲みましょう
志は高く 目線は低く
そんな矜持を保ちながら



2008/12/17  19:50

投稿者:宮本望

小尾さんへ。

「悲しいだろう、みんな同じさ」
という、吉田拓郎のうたが思い出されますね。

気取ったひとなら
友部正人の 「なんでもない日には」 とか、言うのかな。

岡林信康のアルバムは一挙に再発され、
歌詞の問題で、いっこうに出ない拓郎のアルバムは
法外なプレミアがつき、

友部は、若いミュージシャンと
積極的にコラボレーションしています。


いい時代だと思いませんか。少なくとも、ぼくはそう思っています。


こんどぜひ、お酒を交えながら
メディア・リテラシーについて語りましょう! ではまた。

宮本望

http://www.myspace.com/miyamotonozomu06281972archives


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