2009/4/15
アルセニオ ロドリゲスとチャック ベリー
プエルトリコ出身のコンガ奏者、サブーのリーダー作
『パロ コンゴ』(Blue Note 1561 ) をレコード棚か
ら引っ張り出してきた
この盤の話題といえば何といってもアルセニオ ロドリ
ゲス(トレス)との共演! 延々と繰り広げられる二人
の白熱した演奏に加え 他にもコンガ奏者が二人も参加
している
先日触れたアバネーロがキューバ音楽の優雅さを代表し
ているとしたら こちらは野性味剥き出しのワン セッ
ションといったところ パーカッション各種の混ざりや
掛け合いが圧巻で とくに「南京豆売り」でのアルセニ
オのトレスは奔放そのもの! 「エレグアに捧ぐ」での
ヴォーカルのコール&レスポンスも ゴスペル音楽のよ
うな高揚感に満たされている
むろんアルセニオにとっては故郷キューバをあとにして
アメリカに渡ってからの 57年録音
私はキューバ音楽を語れるほど詳しくはないのだが
こうしてアメリカに伝播していった影響力を面白く感じ
た
そういえばチャック ベリーのファースト アルバムに
も「ハバナ ムーン」というラテン的な曲があった
時期的には あまり変わらないんだよね
『パロ コンゴ』(Blue Note 1561 ) をレコード棚か
ら引っ張り出してきた
この盤の話題といえば何といってもアルセニオ ロドリ
ゲス(トレス)との共演! 延々と繰り広げられる二人
の白熱した演奏に加え 他にもコンガ奏者が二人も参加
している
先日触れたアバネーロがキューバ音楽の優雅さを代表し
ているとしたら こちらは野性味剥き出しのワン セッ
ションといったところ パーカッション各種の混ざりや
掛け合いが圧巻で とくに「南京豆売り」でのアルセニ
オのトレスは奔放そのもの! 「エレグアに捧ぐ」での
ヴォーカルのコール&レスポンスも ゴスペル音楽のよ
うな高揚感に満たされている
むろんアルセニオにとっては故郷キューバをあとにして
アメリカに渡ってからの 57年録音
私はキューバ音楽を語れるほど詳しくはないのだが
こうしてアメリカに伝播していった影響力を面白く感じ
た
そういえばチャック ベリーのファースト アルバムに
も「ハバナ ムーン」というラテン的な曲があった
時期的には あまり変わらないんだよね
2009/4/17 0:09
投稿者:obin
2009/4/16 23:16
投稿者:Almost Prayed
以前にも書かせていただいたのですが、本作は本当に素晴らしいですね! 問答無用の猛烈なグルーヴにただただ平伏してしまいます。個人的に最もシビれるのは3曲目の“Choferito-Plena”ですが、もちろんそれ以外でも、音の塊とリズムのうねりにただただ圧倒されてしまいます。
「BN1500番台における最大の異色作」という評判(?)を得ている本作ですが、BNはそれ以前にも、例えばケニー・ドーハムの“Afro-Cuban”やケニー・バレルの“Introducing Kenny Burrell”、“Senor Blues”(タージ・マハールもカヴァーしてましたね)所収のホレス・シルヴァー“6 Pieces Of Silver”など、BNはかなりラテン色濃い作品を出していましたので、そうした流れから見れば本作の発表もそう突飛なものではなかったと言えるのではないでしょうか。アルフレッド・ライオンが求めていたであろう「音楽の熱狂」というものを考察する上でも非常に重要な作品でしょうね。
チャック・ベリーの他にも、例えばボー・ディドリーの“Crackin' Up”とか、オーティス・ラッシュの“All Your Love”とか、ラテン風味を施した当時の曲は、おそらく探せば結構ありますよね。無論、そうした方面の先駆的な存在として、リッチー・ヴァレンスの名前を忘れてはなりませんよね。
「BN1500番台における最大の異色作」という評判(?)を得ている本作ですが、BNはそれ以前にも、例えばケニー・ドーハムの“Afro-Cuban”やケニー・バレルの“Introducing Kenny Burrell”、“Senor Blues”(タージ・マハールもカヴァーしてましたね)所収のホレス・シルヴァー“6 Pieces Of Silver”など、BNはかなりラテン色濃い作品を出していましたので、そうした流れから見れば本作の発表もそう突飛なものではなかったと言えるのではないでしょうか。アルフレッド・ライオンが求めていたであろう「音楽の熱狂」というものを考察する上でも非常に重要な作品でしょうね。
チャック・ベリーの他にも、例えばボー・ディドリーの“Crackin' Up”とか、オーティス・ラッシュの“All Your Love”とか、ラテン風味を施した当時の曲は、おそらく探せば結構ありますよね。無論、そうした方面の先駆的な存在として、リッチー・ヴァレンスの名前を忘れてはなりませんよね。
リズムのコク、ウネリ、楽器どうしの連携など どれ
を取っても最高ですね!
BNではグラント グリーンにも『ラテン ビット』
というアルバム(ここでの「ブラジル」はいい出来)
があるくらいですから ラテンとジャズは思いのほか
近所付き合いみたいな感覚だったのかもしれません
(レイ バレットのBNセッション参加なども)
リッチー ヴァレンス「ラ バンバ」とキングス
メンに代表される「ルイ ルイ」の相関性に関し
て想像するのも 面白いかもしれません(いずれ
も反復する”終わらない曲”ですね^0^)