東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2009/5/10

デッドの音楽はまるで大河に辿り着く川のようだ  Rock N Roll

ウィンターランド73年の完全版を紹介したばかりの
デッドですが 前後して同じライノからリリースされ
た『To Terrapin Hartford 77』も素晴らしいので書
いておきましょう

これはデッド77年のスプリングツアーのファイナルと
なる5月28日 コネチカット州のハートフォードで行わ
れたライヴを(たぶん完全)収録したCD3枚組ですが
まずお値段が2300円前後とお買い得なのに加えて
(後述する)選曲良し 音質良し ミッキーハートが復
活してリズムパートが充実するなど 文句ない出来映え
で デッド初心者にも自信を持ってお薦め出来る内容に
なっています 

77年のデッドといえば心機一転大手アリスタと契約し
『テラピン ステイション』をリリース その後『シェ
イクダウン ストリート』『ゴー トゥ ヘブン』と
ファンにはあまり評判が良くない デッドらしくない
時代が続くのですが やはりライヴでは真価を発揮した
とてものびのびとした演奏をしていて惚れ直してしまい
ます  紅一点のドナ ゴドショウもコーラスで花を添え
ているし ウェアの野性味とガルシアの繊細さとの対比
は言わずもがな ”天才”レッシュのベースは天を駆け
彼らは虹のようなサウンドを描き出していきます

77年5月28日@hartford, CT

bertha>
good lovin>
sugarree
jack straw
row jimmy

* *
new minglewood blues
candyman
passenger
brown eyed woman
promised land
samon and delilah
tennessee jed

* *
estimated prophet>
playing in the band>
terrapin station>
drums>
not fade away>
wharf rat>
playing in the band
one more saturday night
us blues







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