東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2009/5/20

5月19日〜一つの社会契約論として  

昨日ある場所で清志郎の話題から憲法の話へと
流れた 
ある意味極めて自然な経緯だろう

改憲派の方々の言い分は
時代に合わなくなってきたものは時代に合わせ
ていかねば という主張がおおむね大半である

だいぶ以前にも紹介したが
田中優子さんの見解は
時代性ではなく尊守すべき理想として憲法が
あるのだから
人間の方をそれに近ずけていくように
努力しなければ というものだ






2009/5/20  17:27

投稿者:obin

私の場合在宅で一日じゅう誰とも話さない
なんてこともしょっちゅうですので 夕方
になると人の温もりが欲しくなり馴染みの
店に出掛けたりします  それで昨日のよ
うに初対面の人間と(どういう立場であ
れ)憲法の話になったりするわけですから
お酒の効用もいいものです 書き忘れまし
たが その方がしみじみと「こうして飲め
るのも 子供たちを徴兵に取られないのも
みんな平和のおかげなんだ」と噛み締める
ように言った時 私は当たり前のことを言
うことをいつの間にか躊躇していた自分が
恥ずかしくなりました まさに人々に畏怖
されるのは ほんとうのことを言う人なの
だと その時実感したからです

私も馬鹿騒ぎのような空虚な飲み会はあま
り関心が向きませんが そんな私とて若い
頃はそんな会を楽しんでいたこともあった
と記憶しています 鉛筆が転がるだけで笑
い転げていたような時期というのは誰にで
もあり そんな無邪気さもまた今では眩し
く思われます つまり人は意味だけを求め
て生きているのではない むしろ一見何で
もない営為 ユーモア 会話のなかに安ら
ぎを見出すのだという定理です 今では少
し稚拙に映る彼らー学生たちの飲み会にも
それなりの真理があるのかもしれません

桜庭さんの文には どれだけスマートに身
を処しても また如才なく振る舞っても
人間の真実には届かない いやむしろ遠ざ
かっていってしまうという逆説が警句のよ
うに込められていて はっとさせられまし






2009/5/20  16:02

投稿者:路傍の石

人と人との本当の信頼関係は飲みで作ることはできませんね。確かに飲みながら互いに和むことで親睦にはなりますが、ほとんどのことは忘れてしまって結局それっきりというのが多いような気がします。

それよりも仕事を通じての長年の関係とか遠方の友人と年に一度のささやかな付き合いとか、饒舌に語らなくとも心の底で理解し合えるものもあるし、そんなものこそ大切にしたいと思います。

ちなみに現在の拙は、会社の宴会以外に友人仲間の飲み会に出掛けることはなくなりました。休日や夜はひとりで本を読んだり考え事をする貴重な時間です。

2009/5/20  11:32

投稿者:obin

(再補足)朝刊に寄稿されていた桜庭一樹
さんの文章から
「人とほんとうに繋がるのは難しい 飲み
会で 軽い話題でその場を盛り上げること
にはいい加減馴れていても 仕事上の人間
関係を浅くうまく流していくことに長けて
きても 人をほんとうに信じるのは年を経
るごとに難しくなる」

2009/5/20  11:15

投稿者:obin

もしかして自分がつるんで飲みに行くのが
好きではないのは 大人数だとどうしても
最大公約数的な あたり障りのない会話に
終始するからかもしれない やはり飲みの
キホンは一人か二人だな

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