東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2009/5/24

今日のデッド  

Dicks Picks Vol. 1

73年のデッドにとくに思い入れがある私には
まさに最高のCDです
73年12月19日にフロリダのタンパで行われた公演
を収録しています
雨ながら今日もデッドを聞いていました

(1)
here comes the sunshine
big river
mississippi half step
weather report suite
big railroad blues
playing in the band

(2)
hes gone>
truckin>
nobody fault but mine>
jam>
other one>
Jam>
stella blue>
around and around


曲の粒が揃ったディスク1もいいのですが
やはり圧巻なのはステージ後半のディスク2
「トラッキン」から流れて珍しくガルシアが
マイナーキーでリトル ウィリー ジョンで
おなじみの「フィーヴァー」のフレーズをぽ
ろぽろと弾き始めるとブルース古典「ノーバ
ディ〜」へと流れ込み 以降はもうデッドな
らではのジャム大会に とくにここではジム
オルークもびっくりの音響です

しかし後続のジャム バンドにさほどの興味
を覚えないのは 彼らのリズムの輪郭がタイ
ト過ぎるからでしょうか 筋金入りのデッド
ヘッズの方でも「フィッシュは苦手」という
人は案外多く 私もそうです(笑)いや
こういうジャムを継承していることはむしろ
嬉しいのですが 音の質感はやはり違うんだ
よな〜

なんだかんだ言ってもジョニーキャッシュの
「ビッグ リバー」やチャック ベリーの
「アラウンド アンド アラウンド」を演奏
している点にアメリカのバンドらしい鷹揚さ
を感じます

それにしても光の粒子が降り注いでくるような
「ヒア カムズ サンシャイン」は美しい!









2009/5/25  19:35

投稿者:obin

安藤さん、その節はありがとうございまし

何ともやりきれない話ですね
ちなみに私が最後に同店で購入したのは
"the rate great towns van zandt" (poppy)
のLPでした 

2009/5/25  18:29

投稿者:安藤

The Last Day of 新宿ディスクユニオン5Fに行って来ました。小尾さんのDJも開催された場所ですが、すでに、工事の準備が今もはじまらんという感じで、幾つか残ったCDの中から、ニック・ドレイクのシングルを買って、挨拶して帰りました。厳しい世の中なんですね。

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