東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2009/8/12

本日の朝刊から  

麻生内閣の十七閣僚のうち、野田聖子消費者行政
担当相が11日の閣議後記者会見で、終戦記念日の
15日に靖国神社に参拝する意向を明らかにした。
十五閣僚が参拝を見送る考えを表明。中曽根弘文
外相は「適切に判断したい」と明言を避けた。

民主党の鳩山由紀夫代表は11日、党本部で開かれ
た海外メディア向けの記者会見で、自らが首相に
就任した場合の靖国神社参拝について「そのよう
なポストに就いた時に参るつもりはないし、閣僚
にも自粛するよう言いたい」と述べた。日本の植
民地支配と侵略に「反省とおわび」を表明した19
95年の村山談話については「私が政権のなかにいた
時につくったもの。その思いは、民主党が政権をと
ったら当然、尊重したい」と述べた。(東京新聞)

*    *    *

街頭インタビューで東京都練馬区在住の音楽ライター
であり、旧満州から引き上げてきた親族を家系に持つ
小尾隆さん(50)はこう語った。「毎年終戦記念日が
近くなると緊張します。戦後60数年も経つにもかかわ
らず、是非を巡って混乱を呈していること自体が靖国
に関して論議を尽くさず、”見て見ぬふり” をしてき
た証拠。若い人たちのなかには戦没者を追悼して何が
悪いのですか? と言う人もいるが、そのような感情
論は史実を勉強していないことの裏返しに過ぎません
し、右翼的なプロパガンダに最も利用されがちです」
と危機感を滲ませた。




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