2010/8/29
Golden Soulを求めて Rock N Roll
福岡を拠点に活動するコーガンズのサード アルバムが
発売された
ぼくにとっては咋秋、新宿のclub doctor以来の再会だ
どちらかというとビート バンドの祭典という趣きがあ
ったそのイヴェントでは
彼らは開演まえに「俺ら、ちょっと浮くかも」といった
ようなことを言っていたけれど そんな雑駁な感想は
ファストよりもミディアムでバウンスしていくような
その日の演奏が何よりも雄弁に補完していった
ビートのしなり具合は むしろブラックミュージックか
ら学び取ったものが多いように ぼくは思った
最新作『Golden Soul』でも その印象は変わらない
ジンロウのまっすぐなヴォーカルを存分に活かした音の
像と言ってもいい
言葉が溢れ出し ビートがしなやかに輝き出す
山田のギターと ジュンとキンのリズム隊はどうやら
押しも引きも体で覚えていったようだ
そう イアン デューリーと闇市で鍋を囲んでいるうちに
ファンカデリックと遭遇してしまったような
そう あのクラッシュがパンクの形態に溺れることなく
壮大な『ロンドン コーリング』を紡ぎ出していったように
「もう決して若くはない」そんな覚悟も歌詞に滲み渡って
いる ジンロウが作る歌詞にはむろん暗喩もあるけれども
それを上回るのは”まともな人ほどおかしくなるんだよ”
(『冒険』)といった直裁と優しさだろう
そこには遙かな死体の群れがある
そこには物言わぬ愛想笑いや どうでもいい薄笑いがある
ぼくも「ライオンの船」に乗って
この夜から漕ぎ出していきたい

http://cogans.web.fc2.com/
発売された
ぼくにとっては咋秋、新宿のclub doctor以来の再会だ
どちらかというとビート バンドの祭典という趣きがあ
ったそのイヴェントでは
彼らは開演まえに「俺ら、ちょっと浮くかも」といった
ようなことを言っていたけれど そんな雑駁な感想は
ファストよりもミディアムでバウンスしていくような
その日の演奏が何よりも雄弁に補完していった
ビートのしなり具合は むしろブラックミュージックか
ら学び取ったものが多いように ぼくは思った
最新作『Golden Soul』でも その印象は変わらない
ジンロウのまっすぐなヴォーカルを存分に活かした音の
像と言ってもいい
言葉が溢れ出し ビートがしなやかに輝き出す
山田のギターと ジュンとキンのリズム隊はどうやら
押しも引きも体で覚えていったようだ
そう イアン デューリーと闇市で鍋を囲んでいるうちに
ファンカデリックと遭遇してしまったような
そう あのクラッシュがパンクの形態に溺れることなく
壮大な『ロンドン コーリング』を紡ぎ出していったように
「もう決して若くはない」そんな覚悟も歌詞に滲み渡って
いる ジンロウが作る歌詞にはむろん暗喩もあるけれども
それを上回るのは”まともな人ほどおかしくなるんだよ”
(『冒険』)といった直裁と優しさだろう
そこには遙かな死体の群れがある
そこには物言わぬ愛想笑いや どうでもいい薄笑いがある
ぼくも「ライオンの船」に乗って
この夜から漕ぎ出していきたい

http://cogans.web.fc2.com/
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