東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2007/4/10

4月10日  

6時半起床
9時から原稿に取り組む
まずは「レコードコレクターズ」用に書いたロニー・レインの映画記事の推敲を
昨日に引き続いて行う
この原稿は送信後 編集の方からお誉めの言葉をメールで頂く
単純な感激屋であるという僕の本性をどうやら見透かされているようである
僕をヨイショしてくれる人と 僕にビールを奢ってくれる人はいい人だ! ^0^

次にクリーデンス概論と 彼らのアルバム「バイユー・カントリー」
「グリーン・リヴァー」「コスモス・ファクトリー」のレビュー原稿を
河出書房新社用に 短い文字数のなかでうまくエッセンスをまとめるのは
僕はわりと得意な方である(と自分で思っているだけ)
ここまで午前に仕上げる予定が
何だかんだであっという間に3時に

夕暮れ時は カントリー・ロックのポコを何故か無性に聞きたくなり(理由不明)
ダンボールに眠っていた彼らのkeeping the legend aliveの映像を楽しむ
04年にナッシュヴィルで行われたライヴ演奏だ
ほとんどの曲を口ずさめる自分に驚いたりして、、、
リッチーもラスティも元気そうで良かった
彼らのハイ・ハーモニーも健在で嬉しい
そしてポール・コットンが弾くギターの腕前には さすがに唸らされた

夜はまた別の編集の方から連絡を頂く
話の流れから
驚いたことに この前の僕の知人の葬儀に編集部三人で駆け付け
祈りを捧げて頂いたことを 初めて知る
当日は そんなことにも気が付かずにごめんなさい

温かい思いだけが残った










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