東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2007/4/13

4月12日  

朝9時半より練馬図書館にて原稿書き
天気もよく陽差しが窓から零れ 鳥のさえずりも聞こえる
10時までは窓を閉めずに空気を入れる配慮が素晴らしい
こういう静寂の時間と空間を いかに切望していたことだろう

平日の図書館は空いていて実に快適だ
館内にいるのは暇をもてあましているリストラおやじに
郷土史の分厚い資料本を紐解いているインテリおやじに
訳が解らないロッキンおやじ(僕のこと)など
そんな落ちこぼれの人たちばっかり(苦笑)
これもまた 社会の縮図であろうが
なんだか暗黙のうちに温かい空気が流れているのが解る
どう考えても満員電車よりは ずっと人間的だ

午後は志水辰夫「行きずりの街」(新潮文庫)を購入後
久しぶりにレコードを買う
本日の捕獲はシングル盤3枚

◎Jr Walker&The All Stars/Home Cookin (Soul City s35055)
◎Wilbert Harrison/Lets Work Together (Sue 11)
◎Steely&Clevie/Ooh Child (S&C 番号なし)

いずれも次回DJ用 順にモッズ定番、ガレージR&Bの最高曲そして
スタン・ヴィンセントの名曲をレゲエのS&Cで
Versionの方の機械ウネウネ感も最高!
曲自体はファイヴ・アップステアーズをオリジナルにしつつ
ニーナ・シモンからローラ・ニーロまで多数のカヴァーがある名曲だが
レゲエ・ファンならばフレディ・マクレガー版をチェックして頂きたい

夜は編集青年が最新のゲラと一緒にロニー・レインのレコードを
返却にくる
校了を祝して 近所の喫茶店でビールを
「ストレンジデイズ」のロニー・レイン特集は全部の作品
を網羅するなど 僕もそれなりに協力させて頂いた
今月20日発売なので よろしくです




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ