東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2007/6/19

6月19日  

一体 梅雨はどうなっているのか と思わずにはいられない快晴の火曜
地元の図書館でゲラの赤入れを 入念に
バッグに忍ばせた伊藤園のジャスミン茶で眠気を醒しつつ 行う

この図書館を僕が好きなのは
中二階の階段にステンドグラスがあること以外にも
天窓があって 午前中の太陽が光とともに視界を明るくすること

13時に駅でレコードコレクターズ編集部の佐藤有紀さんと
レコードの引き戻しを
考えてみれば 佐藤さんとも もう15年くらいの付き合いになる
この機会にトニー ジョー ホワイトの特集記事と取材を組んで
頂き 感謝なのである

午後は家に戻り
冷やしラーメンを作り食す


































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