東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2007/7/20

7月19日  

なるべく午前中に仕事を一本済ますというのが
私の執筆スタイルなのだが
ヤードバーズの原稿を書いていたら途中から盛り上がってきて
昼食を作るのが14時過ぎになってしまった
ヤードバーズのアルバムは本国イギリスではたったの2枚だけ
米国ではそれにペイジ在籍時の「リトル ゲイムズ」が加わった3枚だけ
にもかかわらず この3枚以外にも各種編集盤 シングル盤などを聞かなければ
このグループの全貌は掴めない
棚から抜いてきたヤードバーズのLPは10数枚あったのでした、、、

午後 別の編集者から電話 ライ クーダーの取材準備やニルソンの記事の
相談など 昨日の夜家にいなかったことなどを叱られる^0^
夕方ビールを飲み始め 先日購入したばかりの「アナザーサイド オブ ボブ
ディラン」の初回モノラル盤や
「エッソ トリニダッド スティール バンド」のオリジナルLPなどを聞く
後者はヴァン ダイク パークスによって紹介され一躍有名になったバンドで
ワーナーの名盤探検隊の時もCD化された(解説:湯浅 学氏)
近年も輸入盤でリイシューされていた(ただしジャケは変更)
このバンド 1曲めがキンクスの「エイプマン」であり
選曲自体がすごくユニークかつロック ファンには親しみやすい

夜は 佐野元春とはデビュー以前からの付き合いだという写真家の
渡辺真也さん(「ノーダメージ」などを手がける)から電話
いきなり「来年一緒にアメリカに行かないか?」と誘われる(笑)
あとは仕事の打ち合わせなど
僕の今週土曜のイベントにも来てくれて写真を撮ってくれるとのこと

もう一本は旧知の長野和夫さん(現クリンクレコード/芽瑠璃堂の社長)
から 拙書「ソングス」販売のオファー
さっそく版元に連絡を入れる

というわけで
なんだかんだで人と人との縁をつくずく感じるこの頃でした
お誘いいただいていた試写会「転々」(三木聡 監督)は小泉今日子の舞台挨拶も
あるというので楽しみにしていたのだが ドタキャン(涙)

そういえば隅田監督 お元気でしょうか?



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